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第7回紀の川流域委員会 小川委員から提出された質問について |
小川委員から提出された質問に対する回答 |
(P1)質問2 | 降雨パターン(主要7洪水)の選出に年最大を適用 |
河川砂防技術基準によれば、年最大の降雨をとるのは計画雨量を統計的に算出する場合であり、降雨パターンの選出に対してではない。降雨パターンは個々の降雨に独立であり年最大をとる理論的根拠はない。年最大でないと理由で2日雨量6番目の第二室戸台風が欠落している。
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(P1)回答2 | |
主要降雨の選定にあたりましては、時間雨量観測所が整備され始めた昭和28年以降を選定対象期間としました。
「河川砂防技術基準(案)同解説」では、「既往の降雨の選定にあったては、大洪水をもたらしたものやその流域において特に生起頻度の高いパターンに属する降雨を落とさないよう注意しなければならない。」とされています。 「大洪水をもたらしたもの」の観点では、年最大降雨のうち、船戸地点で大きな流量が観測され流量観測資料が整っている「主要7降雨」を選定しました。資料-8に、船戸・橋本地点での実測ピーク流量、流域平均2日雨量を示しています。 工事実施基本計画で採用されたこの「主要7洪水」は、実績のピーク流量が第2室戸台風を上回っており、大洪水をもたらした降雨パターンは網羅していると考えております。 「生起頻度の高いパターン」の観点では、紀の川流域の降雨特性として、紀の川上流部に降雨が集中する場合と、上流部・中流部とも降雨量が多い場合があります。「主要7降雨」には、両パターンが含まれております。 仮に、第二室戸台風(昭和36年9月)を主要降雨に加えたとしても、第2室戸台風のパターンでの計画降雨量による流出計算結果は15,700m3/sとなり、基本高水の決定降雨である昭和47年9月型の計画降雨と同等以下となり基本高水流量の算定結果に影響はないと考えます。 |
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