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第7回
紀の川流域委員会
H14.3.2
資料-4


● 第7回紀の川流域委員会 小川委員から提出された質問について

小川委員から提出された質問に対する回答

(P1)質問3 船戸上流域の引き伸ばし率(全体計画)を紀伊丹生川ダム上流域に適用
紀伊丹生川ダム上流域が船戸上流域の一部であるという理由で、船戸上流域計画2日雨量に適用された引き伸ばし率を紀伊丹生川ダム上流域に適用している。すなわち、紀伊丹生川ダム上流域の降雨については、計画雨量なしに引き伸ばし率だけが存在していることになる。河川砂防技術基準でも、これらは基準地点ごとに独立して定めることになっており、この理由は納得しがたい。
 
(P1)回答3  
 まず、紀伊丹生川ダムの計画では、紀伊丹生川ダム上流域の計画雨量を定めた検討を行っています。このような、ダム地点の計画高水流量を決定する場合、「河川砂防技術基準(案)同解説」において、以下の方法で決定することとされています。
  1. 基本高水決定に用いた各種高水に対応するダム地点の高水のピーク流量が最大となる高水および洪水調節容量が最大となる高水
  2. ダム流域の計画降雨より求められるダム地点の各種高水のピーク流量が最大となる高水および洪水調節容量が最大となる高水
 この1、2を検討し、ピーク流量の最も大きいもので決定するのが一般とされています。

 この検討について、紀伊丹生川ダムでは、以下の検討を行い、ダム地点の計画高水流量を決定しています。
  1. 基準地点の船戸地点の基本高水の決定に用いた主要7洪水に対応する紀伊丹生川ダム地点の高水(ハイドログラフ)
  2. 紀伊丹生川ダム地点の計画規模1/100に対応する雨量(467mm/2日)となるように実績降雨を引き伸ばし作成した計画降雨より求めた紀伊丹生川ダム地点の高水(ハイドログラフ)
 この1、2の検討の結果、1の昭和47年9月型の洪水がピーク流量の最大となることから、このハイドログラフのピーク流量を紀伊丹生川ダム地点の計画高水流量として決定しました。


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