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―平成19年度― ■紀の川大堰関連底生動物調査・速報(5月) 1.調査実施内容 表1 調査実施内容
※本流部@…新六ヶ井堰付近 本流部A…阪和自動車道橋梁付近 2.調査方法 ワンド内および紀の川本流部に生息する底生動物を対象として、定量調査(エクマンバージ型採泥器)および定性調査(タモ網)を行った。 3.ワンドにおける調査結果 各ワンドにて確認された底生動物の一覧を表2に示す。 ●確認された底生動物は合計10綱16目28科42種であった。 ●両ワンドともに、ミナミヌマエビ、コシアキトンボ、アメンボなどの静水域でみられる種や、イトミミズ科などの泥底でみられる種、抽水植物帯でみられる種などが確認された。 ●外来種は、サカマキガイ、フロリダマミズヨコエビ、アメリカザリガニの3種が確認された。 ●「環境省レッドデータブック※1」掲載種のカンテンコケムシ(準絶滅危惧)が、昨年度に引き続き自然ワンドにおいて確認された。 ※1:「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブック-7 クモ型類・甲殻類等」環境省編、2006年 4.本流部における調査結果 各地点にて確認された底生動物の一覧を表3に示す。 ●確認された底生動物は合計8綱19目30科51種であった。 ●ミナミヌマエビ、アメンボなどの静水域でみられる種や、ヒメタニシ、イトミミズ科などの泥底でみられる種などが確認された。 ●外来種は、サカマキガイ、フロリダマミズヨコエビ、アメリカザリガニの3種が確認された。 ●「和歌山県レッドデータブック※2」掲載種のミヤマサナエ(準絶滅危惧)が確認された。 ※2:「保全上重要なわかやまの自然」和歌山県、2001年 5.調査地点の風景 <自然ワンド> <西田井ワンド> <本流部@> <本流部A> |
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