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―平成19年度― ■紀の川大堰関連底生動物調査・速報(1月) 1.調査実施内容 表1 調査実施内容
※本流部@…新六ヶ井堰付近 2.調査方法 ワンド内および紀の川本流部に生息する底生動物を対象として、定量調査(エクマンバージ型採泥器)および定性調査(タモ網)を行った。
3.ワンドにおける調査結果 各ワンドにて確認された底生動物の一覧を表2に示す。 ●確認された底生動物は合計5綱12目17科29種であった。秋季調査と比べて、確認種数は若干少なかった。 ●両ワンドともに、ユスリカ類を除くと昆虫類は少なく、水際の植生を主な生息する場所とするエビ類や、底泥を主な生息場所とするミミズ類が多かった。 ●重要種は確認されなかった。 ●外来種は、サカマキガイ、フロリダマミズヨコエビ、アメリカザリガニの3種が確認された。
4.本流部における調査結果 各地点にて確認された底生動物の一覧を表3に示す。 ●確認された底生動物は合計8綱18目23科40種であった。秋季調査と比べて、ほぼ同程度の確認種類数であった。 ●確認種はユスリカ類が多く、次いでエビ類が多かった。主にミナミヌマエビなどの静水域でみられる種や、ヒメタニシ、イトミミズ科などの泥底でみられる種が多かった。また、本流部@の左岸側では、 瀬を主な生息場所とするナミコガタシマトビケラ、ヤマナカナガレトビケラなどのトビケラ類も確認された。 ●重要種は確認されなかった。 ●外来種は、フロリダマミズヨコエビ、アメリカザリガニの2種が確認された。
5.調査地点の風景 <自然ワンド> <西田井ワンド> <本流部@> <本流部A> |
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表2 ワンドで確認された底生動物(1月)
表3 本流部で確認された底生動物(1月)
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