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【7月調査項目】 表1 調査実施内容
(1)シオマネキ類調査 --------------------------------------- 1.調査方法 シオマネキ類(シオマネキ、ハクセンシオマネキ)を目視観察し、雌雄別の個体数を記録した。
2.調査結果 シオマネキは347個体(雄:228個体、雌:119個体)が確認され、ハクセンシオマネキは1,997個体(雄:1,386個体、雌:611個体)が確認された。 (2)干潟生物環境調査 --------------------------------------- 1.調査方法 ■底生動物(大型・小型) 目視や手網、ハンドスコップ等により、貝類、エビ類等の底生動物を定性的に採集し、記録した。(大型) 調査地点ごとに1測線を設置し、測線上の3箇所で定点を設定し(昨年度と同じ地点)、定点で採泥、個体数及び湿重量の計測を行った。(小型) ■魚類調査 各干潟において、小型地曳網を曳網し、種毎の計数を測定した。 ■底質調査 干潟表層の底質を採取し、COD、強熱減量、硫化物、粒度組成等の分析を行った。 2.調査結果 ■底生動物(大型・小型) 確認された大型底生動物の一覧を表2に示す。82種の大型底生動物が確認された。 確認された小型底生動物の一覧を表3に示す。40種の小型底生動物が確認された。
■魚類調査 確認された魚類の一覧を表4に示す。全体で10科26種が確認された。 そのうち、汽水・海水魚は17種、純淡水魚は4種、回遊魚は5種が確認された。 ■底質調査 底質調査の結果を表5に示す。すべての干潟において昨年度と大きな変化は見られなかった。 表2 確認された底生動物(大型)の一覧(干潟生物環境調査)(7月) 表3 確認された底生動物(小型)の一覧(干潟生物環境調査)(7月) (3)タイワンヒライソモドキ移植地事後調査 ------------------- 1.調査方法 ■生息状況調査 各移植地内において、2測線設置し、測線上に複数設置した50cm×50cmのコドラート(方形枠)の中のタイワンヒライソモドキを採集した。 ■底質調査 移植地(7箇所)の各1地点で底質を採取し、TOCと粒度組成の分析を行った。 2.調査結果 ■生息状況調査 タイワンヒライソモドキは564個体(雄:274個体、雌:290個体(内、抱卵個体99個体))が確認された。 ■底質調査 底質調査の結果を表6に示す。すべての地点において昨年度と大きな変化は見られなかった。 表6 底質調査結果(タイワンヒライソモドキ移植地事後調査)(7月) (4)大堰ミティゲーション効果調査 --------------------------- 1.調査方法 ■底生動物(大型・小型) 目視や手網、ハンドスコップ等により、貝類、エビ類等の底生動物を定性的に採集し、記録した。(大型) 1測線を設置し、測線上の3箇所で定点を設定し(昨年度と同じ地点)、定点で採泥、個体数及び湿重量の計測を行った。(小型) ■魚類調査 大堰ミティゲーション施設において、小型地曳網を曳網し、種毎の計数を測定した。 ■底質調査 干潟表層の底質を採取し、COD、強熱減量、硫化物、粒度組成等の分析を行った。 ■底生生物ブロック調査 大堰ミティゲーション施設において、底質、地盤高、植生などをもとにブロックを設定し、ブロック毎に底生生物の出現種数を調査した。 2.調査結果 ■底生動物(大型・小型) 確認された大型底生動物の一覧を表7に示す。39種の大型底生動物が確認された。 確認された小型底生動物の一覧を表8に示す。9種の小型底生動物が確認された。
■魚類調査 確認された魚類の一覧を表9に示す。全体で3科4種の魚類が確認された。 そのうち、汽水・海水魚は3種、回遊魚は1種が確認された。 ■底質調査 底質調査の結果を表10に示す。すべての干潟において昨年度と大きな変化は見られなかった。 ■底生生物ブロック調査 底生生物ブロック調査結果を表11に示す。確認種数は礫が17種と最も多く、ついで、捨石、転石の順に多く確認された。 表7 確認された底生動物(大型)の一覧(大堰ミティゲーション調査)(7月) 表8 確認された底生動物(小型)の一覧(大堰ミティゲーション調査)(7月) 表9 確認された魚類の一覧(大堰ミティゲーション調査)(7月) 表11 底生生物ブロック調査結果(大堰ミティゲーション調査)(7月)
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