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―平成19年度― ■紀の川大堰関連魚道調査・速報(7月) 1.調査実施内容 表1 調査実施内容
注)調査時間は7:00〜21:00である。 (閉鎖されているデニールボックス付バーチカルスロット式魚道は、調査対象外とした。) 2.調査方法 ●遡上魚調査 魚道の出口付近(上流端)に箱型トラップを設置して、遡上魚を捕獲し、魚種や遡上数を把握した。 なお、調査にあたっては、遡上を完全に妨げないように魚道の1/3を開放し、目視調査によって遡上数の補正を行った。また、捕獲した個体は、調査後速やかに放流した。 ●魚道周辺の魚介類調査 投網・タモ網・カニカゴを用いて、魚道入口および中間付近にみられる魚介類の把握を行った。 3.調査結果 確認された魚介類の個体数および種数について、各魚道の内訳を表2に、一覧を表3に示す。 ●魚道周辺で確認された魚介類は合計10科30種で、うち遡上した魚介類は合計5科20種であった。 ●遡上が確認された魚介類は1427個体で、そのうち最も多く遡上したのはニゴイ属の484個体(全体の約34%)であり、次いでコウライモロコの313個体(全体の約22%)であった。 ●今回調査では、階段式魚道において、コイやフナ類の遡上が比較的多く確認された。(写真1〜2) ●なお、箱型トラップでは2時間間隔で捕獲された魚類の同定や計測を実施している。
表2 各魚道にて確認された魚介類の個体数および種数
注)( )内は、箱型トラップおよび目視により遡上が確認された魚介類の個体数 注)デニールボックス付バーチカルスロット式魚道は閉鎖中
4.各魚道の状況
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国土交通省近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所 |