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2004年6月発行

紀の川流域委員会ニュース 審議報告



● 紀の川流域委員会 審議報告 議事骨子
紀の川流域委員会審議報告の議事骨子については次のとおりです

平成16年6月7日

紀の川流域委員会 審議報告

委員長 中川博次

 
紀の川流域委員会審議報告は6月7日(月)グランヴィア和歌山6F葵の間において全委員22名中18名の出席のもと実施されたました。

1.出席者の紹介

  • 出席
    • 紀の川流域委員会 中川博次 委員長
    • 河川管理者 谷口博昭 近畿地方整備局長

  • 列席(組織名称)
    • 紀の川流域委員会
    • 近畿地方整備局
    • 和歌山県
    • 奈良県

 

2.審議報告までの経過説明


中川委員長から、会場内のパネルを利用して 審議報告までの経過の説明がありました。

パネル一覧表

番号 見出し 内容
1
紀の川流域委員会について(1)
設置の目的・これまでの概要
2
紀の川流域委員会について(2)
意見聴取検討会・勉強会・委員名簿・掲載状況
3
第3回〜第4回紀の川流域委員会
現地視察の内容
4
河川整備の基本的な考え方
基本的な考え方・対象区間・対象機関
5
対象洪水の選定
伊勢湾台風の選定・その他過去の洪水
6
整備計画検討の前提条件
大滝ダムを最大限活用した目標流量
7
治水対策の検討経過
委員からの主な意見・審議での決定事項
8
遊水地検討の内容
遊水地検討の内容・検討の結果
9
安田嶋地区の遊水地効果の解説
築堤による治水対策案・遊水地 案
10
量的安全度の確保
治水対策ブロックの設定
11
具体の治水対策を行う箇所
岩出、藤崎、小田、慈尊院、橋本、五条地区
12
岩出狭窄部対策の解説(1)
治水上の問題点、改築案の比較、氾濫の解消
13
岩出狭窄部対策の解説(2)
土砂の自然流下・改築後のモニタリング
14
紀の川の環境について
委員からの主な意見
15
利水・背切れ
紀の川の利水調査・本川の背切れ対策
16
紀の川らしい景観の保全
河川景観・堆積土砂の自然な移動
17
魚が自由に移動できる川づくり
魚道の現状
18
水のきれいな川づくり
水質改善への取り組み
19
紀の川の自然を守るために
環境学習の支援・河川環境の保全と再生
20
河川管理施設の機能保持
除草・不法投棄対策・河道内樹木の管理
21
ダム、堰情報の提供・緊急時のために
光ファイバーネットワーク・洪水ハザードマップ他
22
安心して河川をご利用いただけるように
日常的な情報の提供・バリアフリー化
23
住民との連携に向けた展開
ボランティアサポートプログラム

●パネルは7月から8月にかけて「水ときらめき紀の川館」においてパネル展を開催して展示する予定です。

パネルNo.9
「安田嶋地区の遊水地効果の解説」

 

3.審議報告

 中川委員長から審議報告が行われました。
審議報告ならびに委員会提言を受けて、谷口整備局長より審議に対する感謝の意が述べられました。審議報告と委員会提言の骨子は次のとおり。
■紀の川流域委員会 審議報告
 
紀の川流域委員会(以下「委員会」)は、 紀の川の現状と課題について情報の共有化を図り、共通の認識を持ち、今後おおむね30年間の河川整備に向けた考え方について約2年9カ月間の間審議を行ってきました。
 これからの審議経過をもとに国土交通省近畿地方整備局は「今後の紀の川の河川整備に向けた説明資料(第2稿)」として河川整備内容のとりまとめを行い、平成16年3月9日に開催した第9回紀の川流域委員会へ提案を行いました。
 委員会は、審議の結果、今後おおむね30年間における紀の川の河川整備の考え方について妥当と判断しました。

■紀の川の河川整備に向けての委員会提言

委員会は、紀の川の河川整備の考え方について妥当と判断し、報告すると共に、紀の川の河川整備に向けての委員会提言「今後のあるべき紀の川の姿」を以下の視点からとりまとめました。
(1)流域ぐるみの治水対策の堆進
 1. 森林の再生と水源地域の活性化について
 2. 本川の出水と関連させた各支川の処理と流域の土地利用のあり方について
(2)事業の進め方と整備効果の継続的評価
 1. 整備事業の着手段階における計画のフォローアップについて
 2. 事業実施段階からの情報公開と住民意見の反映について
(3)安全・安心で自然豊かな紀の川回復に向けて
 1. ソフトな危機管理施策と自然環境の保持について
 2. 施設運用後の継続的な環境影響の検証と段階的な河川整備について
(4)既存ストックの有効利用とダムの郡の一元管理
 1. 既存ダムの合理的な貯水運用方法とそのためのダム操作ルールの確立について
 2. 水系全体でのダム郡機能の最適化と有機的な連携によるダム運用について
(5)清流の復活と水利用の安定性の確保
 1. 保水機能が期待される山林や農地の適正な管理・保全と的確な土地利用について
 2. 農業用水の取排水量、還元量と河川流量の継続的な調査について

 

4.資料配布

 審議報告の後、中川委員長より資料配布が執り行われました。

    (資料配布)
  • 紀の川流域委員会 審議報告 骨子
  • 紀の川流域委員会 審議報告
  • 参考資料
    • 「今後の紀の川の河川整備に向けた説明資料【第2稿】」
    • 関係住民の意見の聴取について(実施内容)


この議事骨子は、委員会終了後に速やかに審議内容が公開できる様に取りまとめたものです。従って、今後議事の詳録を作成する上において、修正等が加わることがありますが、その際は、ホームページ上で修正箇所等を明らかにした上で再掲載を行いますのでご了承下さい。





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