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紀の川流域委員会NEWS!

第7回
紀の川流域委員会
H14.3.2
参考資料-1


● 第6回紀の川流域委員会で一般から寄せられた主な意見に対して

15 コンクリートダムが本当にいいのか。(安全性・耐久性について)
  (河川管理者見解)

ダムの形式を選定するにあたっては、
  1. 地形
  2. 基礎地盤の地質
  3. 堤体材料採取の難易
  4. 洪水流出形態
などの技術的な面はもちろんのこと、自然環境への影響、経済性などについても十分に検討し、選定します。
 ダムの形式としてはコンクリートの重力式ダム、アーチダム、中空重力ダム、岩石・砂利等を用いたフィルダム、重力式コンクリートとフィルダムを組合せたコンバインダム、鉄筋コンクリートの遮水盤を用いたバットレスダムがあります。ダムの形式の選定は地形、地質、ダムの規模等を加味して選定します。
 コンクリートダムは、現地のプラントにより製造されるのが一般的です。
 ダムのコンクリートは、打設工法によりさまざまなコンクリートを用います。
 例えば、従来工法は水量が少ない硬練りのコンクリートを使用し、RCD工法では貧配合で超硬練りのコンクリートを使用します。
 現地採取する骨材は、主に山間部より採取するためアルカリ骨材反応や塩化物含有総量の少ない良質なコンクリートを製造できます。また、これらのコンクリートは主に「コンクリート標準示方書」に準じて製造をしています。
 コンクリートダムは、適切な材料、配合、打設、養生、構造設計等を行うことにより、均一性、摩耗性、耐久性が保たれコンクリートの劣化による影響を抑えることができます。なお、国内の既存ダムの致命的な損傷事例はありません。また、ダムの完成後は、維持管理を行いダムのひずみ、漏水、ひび割れ等を監視していきます。


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