|
|
ホーム > 記者発表 > 地元和歌山市の小学生がカニの<br>”引っ越し”のお手伝い |
平成13年5月7日 |
地元和歌山市の小学生がカニの
|
件名 | 地元和歌山市の小学生が カニの”引っ越し”のお手伝い −紀の川大堰における汽水域生物の保全対策について−
|
概要 | 国土交通省和歌山工事事務所では、紀の川大堰建設による汽水域の保全対策の一環として、干潟レットデータブックにおいて希少種に指定されているタイワンヒライソモドキ(イワガニ科)の移植作業を実施します。 今回、この移植作業を地元和歌山市の宮北小学校の5年・6年生がお手伝いしていただくこととなりました。 |
取り扱い | テレビ・ラジオ:──────── 新聞:──────── |
同時配布 | 近畿建設記者クラブ 大手前記者クラブ 和歌山県政記者クラブ 和歌山県地方新聞記者クラブ 和歌山県政放送記者クラブ 神戸海運記者クラブ、神戸民放記者クラブ、みなと記者クラブ所属で資料が必要な方は、近畿地方整備局記者クラブ清水(06-6942-1141内線2811)に問い合わせ願います。 |
問い合わせ先 |
|
|
国土交通省和歌山工事事務所では、紀の川大堰建設による汽水域生物の保全対策の一環として、タイワンヒライソモドキ(カニの一種で干潟レッドデータブック※)で希少種に指定、平成10年度に紀の川汽水域において確認)の移植作業を平成10年度秋より学識経験者の指導を受けながら実施しています。そして、今年度も引き続き、図−1に示す生息地からの移植を行います。 この移植作業を地元和歌山市の宮北小学校の小学生にお手伝いしていただくことになりました。このようなカニの移植体験を通して、紀の川に貴重な自然環境が存在していることや、それらの自然環境を保全していくことの大切さを理解していただきたいと考えています。 これまで移植した、移植後の追跡調査では、移植地において繁殖活動が行われていることが確認されています。この移植作業については、概ねこれまでの移植作業が完了したことから、今回の移植作業を最後に、平成14年度紀の川大堰暫定運用を目指し、護岸工事に着手する予定であります。 ※)「日本における干潟海岸とそこに生息する底生生物の現状」
(干潟レッドデータブック) (世界自然保護基金日本委員会、1996年)
|
図−1 タイワンヒライソモドキ生息地と移植地 |
タイワンヒライソモドキ |
|||||||
|
|
||||||
|