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  - 平成18年度 -
ポイント

紀の川大堰関連陸上昆虫類調査速報(5月)

   
1. 調査実施内容
  表1 調査実施内容
調査実施日 直川ワンド 自然ワンド 西田井ワンド
任意調査 ベイトトラップ 任意調査 ベイトトラップ 任意調査 ベイトトラップ
平成18年5月9日
平成18年5月10日      
平成18年5月15日        
   
2. 調査方法  
  ●任意調査
調査地点を任意に踏査し、捕虫網やビーティングネットを用いて、昆虫類やクモの捕獲を行った。また、バッタ類などの鳴き声による記録も行った。
●ベイトトラップ調査
誘因餌(ベイト)を用いて、それに集まる昆虫類などを捕獲する方法である。トラップはプラスチックカップを地面と同じレベルに口が来るように埋め、その中に餌(糖蜜と腐肉)を入れ、一昼夜設置した後回収した。

図1 ビーティングネットを用いた採集方法
     
3. 調査結果  
  ワンドにおいて確認された陸上昆虫類の一覧を表2に示す。
●確認された種は合計10目101科316種で、平成17年度5月調査の271種と比べ、種数は大きく変化していなかった。
●ワンド周辺のヤナギではヤナギグンバイ、ヤナギハムシ、コムラサキなどのヤナギを寄主とする種が特徴的に見られた。
●ヨシやオギではコバネナガカメムシ、ババヒメテントウなどが特徴的に見られた。
●水際ではセスジイトトンボ、クロイトトンボ、ハネナシアメンボなどが特徴的に見られた。
●直川ワンドと自然ワンドで「和歌山県レッドデータブック※1」掲載種のハネナシアメンボが確認された。

※1:保全上重要なわかやまの自然−和歌山県レッドデータブック− 和歌山県 2001年

図2 ハネナシアメンボ

表2 ワンド周辺で確認された陸上昆虫類(5月) PDF形式
(PDF:48KB)

5月 7・8月 9月


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