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六甲山におけるナラ枯れ被害と対策

V. ナラ枯れの感染のおそれのある樹木

ナラ枯れの被害を受けた樹木の見つけ方

遠景から見つける 

カシノナガキクイムシは6月頃から活動を始めます。たくさんのカシノナガキクイムシの侵入を受けた樹木は、数週間後に急激に枯れていきます。そのため、夏の深緑の頃にひときわ目立つ紅葉(実際は枯れ葉)となります。周りの木々が青々と茂っている中で葉の色が変色している木を見つけたら要注意です。
冬期は逆に,健全な夏緑樹は落葉しますが、感染枯死木は枯れた葉がそのまま残ります。

遠景から見つける 1深緑の時期なのに紅葉しているように見えます。写真はミズナラの被害状況です。(写真:兵庫県養父市9月)
遠景から見つける 2注意してみると、1本でもよくわかります。(写真:兵庫県丹波市 9月)
遠景から見つける 3感染枯死木は冬期も葉を付けていますが、あまり目立ちません。(左と同じ樹木1月)

近くに寄って確かめる

枯れている樹木がナラ枯れ被害を受けているか確かめるためには、さらに近付いて確認する必要があります。感染木の場合、木の根元におがくずのような白っぽい粉が沢山溜まっています。これは、カシノナガキクイムシが幹に穴を掘ることにより発生する、木くずや糞などで「フラス」と呼ばれるものです。また、樹幹には、直径2mmくらいの穴が沢山空いています。これらの様子が確認されれば、その木はほぼ間違いなく感染しています。

近くに寄って確かめる 1根元にたくさんの白っぽい粉が溜まっていたら、ほぼ間違いありません。
近くに寄って確かめる 2白い粉の正体は、木くずや糞などが混じったものです。
近くに寄って確かめる 3よく見ると、幹には直径2mmほどの穴が沢山空いています。
六甲山のナラ枯れ対策にご協力下さい。
六甲山でナラ枯れを見つけた時は、下記の兵庫県の窓口までご連絡ください。
兵庫県農政環境部環境創造局 豊かな森づくり課森林保全室 森林管理係
Tel. 078-362-3473
http://web.pref.hyogo.jp/af17/af17_000000026.html

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