官庁施設の保全の基礎知識

ここでは、官庁施設の保全にかかわる基礎知識等に関する情報を紹介しています。
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記録の整備

 点検、修繕等の過去の記録は、次回の点検等の確実な実施、異常の早期発見、中長期的な修繕計画の立案等に用います。
 各省各庁の施設保全責任者は、建築物等の概要、点検結果、確認結果、修繕履歴等必要な事項が記載又は記録された「保全台帳」を備えなければなりません。

【点検及び確認結果の記録】

 各種法令等に基づき実施した点検、確認、測定等の結果については、記録を保存する必要があります。
 また、点検により判明した問題点などを把握し、必要な措置を実施する必要があります。

【修繕履歴】

 実施した修繕の内容と実施時期等を記録し保存する必要があります。
 将来の修繕計画立案に活用するためには、記載された修正履歴を類型化して後から容易に検索できるよう、あらかじめ記載ルールを定めておくことが望ましいです。
【保全台帳とは?】
 保全台帳とは、保全基準の実施にかかる要領で作成が定められているもので、建築物等の概要、点検結果、確認結果、修繕履歴等必要な事項を記載又は記録したもので、「インフラ長寿命化行動計画」では「個別施設計画」の一部として位置付けられた重要なものです。
 様式については、「保全台帳及び保全計画書の様式の取扱いについて」(国営保第26号、平成20年11月17日、最終改定平成26年3月26日)で参考様式が示されています。

※国土交通省HP 「保全台帳及び保全計画書の様式の取扱いについて」
https://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk3_000002.html