官庁施設の保全の基礎知識

ここでは、官庁施設の保全にかかわる基礎知識等に関する情報を紹介しています。
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官庁施設の保全とは

 官庁施設が完成してから解体されるまでの間、その性能を良好な状態に保つほか、社会・経済的に必要とされる性能水準を確保し、保持し続けるための取組です。

 建築物の性能を維持するため、施設の管理者は、あたかも私たち人間の健康管理と同様に、常日頃の体調管理(日常点検)を欠かさず、定期的に健康診断、人間ドック等(定期点検等)を実施し、必要に応じて治療(修繕等)を行う必要があります。
 具体的には設備機器・システムの常時監視など日常的に行うもの、構造・敷地・建築設備の定期点検など定期的に行うもの、保守・修繕など点検等の結果を踏まえ行うものなどがあります。
 「適正な保全」を行うには、「体制の構築」、「画の策定」、それらに基づき実施した点検・修繕等について「実施結果等の記録」を行うことが必要です。
 国土交通省(近畿地方整備局営繕部)は、インターネットを活用した「官庁施設情報管理システム(BIMMS-N)」を用いて、保全実態調査を実施して各省各庁の所有する施設の保全に関する情報を蓄積・分析し、これらの内容を踏まえて、管内の国家機関建築物等の施設保全責任者等に対し、適正な保全のために必要な技術支援と指導・助言を行っています。