国土交通省 近畿地方整備局
和歌山河川国道事務所
Menu
防災情報
新着情報
和歌山を学ぶ
楽しむ(お役立ち情報)
知る・歴史
和歌山人
Kids
道路について
河川について
調達情報
事務所案内
ホーム
>
河川事業
>
紀の川大堰
> 紀の川大堰のふしぎ大研究!
紀の川大堰の役割-2
紀の川のみなもとは大台ヶ原というところで、日本で最も雨がたくさん降(ふ)るところです。だから紀の川はもともと洪水(こうずい)がおこりやすい川なのです。
新六ヶ井堰(しんろっかいぜき)は川底から5メートルの高さがあり、堰(せき)が水の流れをじゃまして洪水がおこりやすかったのです。もし、新六ヶ井堰の上流で水が堤防(ていぼう)を越(こ)えて流れ出すと、その力で堤防がくずれ、とても広い範囲(はんい)で多くの人々が被害(ひがい)を受けることになります。
150年に一度降(ふ)るくらいの大雨が降り、河口(かこう)から8km付近の左岸で堤防(ていぼう)が壊れたときに浸水(しんすい)があると予想(よそう)される地域(ちいき)とその時の水の深さ
被害
(ひがい)
のようすを予測
(よそく)
してつくられた合成写真
南海電鉄和歌山市駅前
予想浸水(よそうしんすい)
の深さ 3.7m
JR和歌山駅前
予想浸水(よそうしんすい)
の深さ 2.0m
中ぶらくり丁
予想浸水(よそうしんすい)
の深さ 8.8m
1.今まで実際
(じっさい)
にあった被害
(ひがい)
について見てみよう。
近年では堤防(ていぼう)がこわれるほどの被害(ひがい)は少なくなっています。しかし、大雨で紀の川の水が増(ふ)えると小さな川や水路は流れ込むことができなくなり、行き場を失って、あふれることがあります。 (これを内水はんらんといいます。)
新六ヶ井堰(しんろっかいぜき)のかわりに紀の川大堰(おおぜき)をつくることによって、紀の川の水をスムーズに流すことができるので内水はんらんによる被害も少なくなります。
内水はんらんのようす
昭和57年8月台風10号による内水はんらんのようす
昭和57年の内水はんらんの被害(ひがい)にあった矢野さんにとつげきインタビュー!
大雨になると、あっという間に、水につかってしまいます。
この地域(ちいき)はたくさんの雨が降(ふ)ると水路や小さな川があふれて、1年に2~3回は浸水(しんすい)します。水につかるのも、水が引くときもあっという間です。
雨がすぐにやむときは、だいたい15分ぐらいのできごとです。普通は、15cmぐらいですが、多い時は、大人の膝(ひざ)くらいまで水につかることもあります。
水につかるときは、泥(どろ)やゴミも一緒に運ばれてくるので、水が引いたあとの掃除(そうじ)が大変です。
昔のように家の中までつかることは少なくなりましたが、回数は増(ふ)えています。新しい建物のために、山や田んぼが少なくなっているからだと思います。
矢野昭子さん
矢野さんが働くガソリンスタンドの当時のようす
<<
戻る
次へ
>>