円山川水系円山川
流域は、兵庫県の豊岡市、養父市、朝来市の3市からなり、但馬地方における社会・経済・文化をなしています。流域の土地利用は、山地等が約83%、水田や畑地等の農地が約11%、宅地等その他が約6%となっています。 沿川にはJR山陰本線、国道9号、国道178号、国道312号、国道426号の基幹交通施設に加え、豊岡市までの延伸が計画されている北近畿豊岡自動車道が整備中です。さらにコミュニター方式による但馬空港が開港し、大阪方面との利便性が向上しています。
また、流域内は山陰海岸国立公園や氷ノ山後山那岐山国定公園に指定され、日和山海岸や国指定天然記念物の玄武洞、城崎温泉、神鍋高原の他、出石城下町などの観光資源に恵まれ、京阪神を中心に数多くの観光客を集めています。下流部では地域を挙げて、国指定特別天然記念物のコウノトリを野生に戻す取り組みが進められ、円山川の豊かな河川環境を保全し、再生が始まっています。
-
豊岡市街地
-
城崎温泉
-
兵庫県立コウノトリの郷公園
河川整備の実施方針
河川改修の経緯
円山川改修の経緯
大正9年 | 直轄河川改修工事(第1期改修工事)に着手 |
---|---|
昭和13年 | 中小河川改良工事(兵庫県) |
昭和31年 | 直轄河川改修工事(第2期改修工事)に着手 |
昭和35年 | 総体計画を策定 計画高水流量 4,500m3/s 〔立野地点〕 |
昭和41年6月 | 円山川水系工事実施基本計画策定 計画高水流量 4,500m3/s〔立野地点〕 |
昭和63年3月 | 円山川水系工事実施基本計画改定 計画規模1/100 計画高水流量 5,400m3/s〔立野地点〕 |
平成 9年3月 | 小野川放水路完成 |
平成13年3月 | 床上浸水対策特別緊急事業(六方排水機場)完成 |
平成15年3月 | 流域委員会設置 |
平成16年12月 | 河川激甚災害対策特別緊急事業に採択 |
平成19年6月 | 流域委員会より『円山川のあるべき姿を求めて』を提言 |
平成20年1月 | 円山川水系河川整備基本方針策定 計画規模1/100 計画高水流量 5,600m3/s〔立野地点〕 |
平成23年3月 | 河川激甚災害対策特別緊急事業完了 |
平成25年3月 | 円山川水系河川整備計画(国管理区間)策定 |
-
河道掘削 -
北近畿丹後鉄道橋梁架替