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紀の川流域委員会NEWS!


第12回 紀の川流域委員会

日時: 平成14年11月18日(月)
10:00〜13:00
場所: JAビル本館 5F 大ホールA室
国土交通省近畿地方整備局

中川委員長
   はい、どうも。本日は朝早くから多数の委員にお集まりいただきましてありがとうございました。今、庶務の方からご報告がありましたように新しく小田委員の後任として、石橋貞男委員が指名されました。それで、審議に入る前に石橋委員から簡単に自己紹介をお願いしたいと思います。

石橋委員
   和歌山大学経済学部の石橋でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私は学生時代、和歌山で過ごしましたけれどもそういう私にとりまして、紀の川は和歌山そのものをあらわす非常に愛着のある川でございます。そういう私にとりまして、今後、この紀の川委員会の委員としていろんなことを考えさせていただくわけでございますけれども、紀の川のような大きな川の利水、治水、それから環境的配慮といった面につきましては、経済的には公共財として、考えていかなければならないということでございまして、経済的に私的利益の追求からはとてもじゃないけれどもそういう問題は処理しきれないというふうに考えております。従いまして、より公共的、社会的な観点から、また総合的、複合的に問題を考えさせていただきたいと存じております。どうかよろしくお願いいたします。

中川委員長
   どうもありがとうございました。それではよろしくお願いしたいと思います。

石橋委員
   それで、本日は最初で申し訳ございませんけれど、どうしても調整がつかない予定がありまして、途中で退席させていただきますけれども、どうかよろしくお願いいたします。

中川委員長
   それでは議事次第に則りまして、議事を進めたいと思いますが、本日は養父委員が途中でご用のために中座されるということで、まず最初にその他の中で「第3回紀の川流域委員会勉強会」、これは先日現地視察をしていただいたわけですが、その報告からはじめたいと思いますので、内容について養父座長からご報告をお願いしたいと思います。

養父委員
   養父でございます。よろしくお願いいたします。第3回紀の川流域委員会勉強会につきまして、ご報告をさせていただきます。
  第3回は現地視察を行いまして、10月31日の木曜日に全委員22名のうち10名のもとに実施いたしました。委員からは固定堰の問題や狭窄部や築堤ならびに生態環境等、さらに遊水地の候補案として、候補地案ですね、として提案されているところについて視察希望があげられました。お手元の資料でございますけれども紀の川の河口付近から二見地区まで合計18箇所について視察を行いました。いくつかご意見が出たわけですけれども、岩出井堰、藤崎井堰、小田井堰等について魚道の改修を求めるようなご意見、さらに魚道の機能を果たしていない部分については堰の上流で鮎の放流をしているとか、あるいは、堰堤の上の方にヘドロがたまっているとかいろいろとご意見が出たわけですけれども、狭窄部については、掘削等を考える場合には生態系全体について検討する必要があるというご意見もいただいておりますし、河道内の樹木についても流量を確保する上で何とかすべきだというようなご意見、さらに、井堰については、全ての堰を改築して可動堰にすべきだというようなご意見をいただいています。それから安田嶋地区につきましては、遊水地の候補地としてご提案をいただいたわけですけれども、その視察に際しまして現地を見て、あるいはご説明をしていただきまして、紀の郷病院の一階は倉庫になっていて、水害が発生しても被害がないように設計されているということ、昭和55年には、この地区には家がなかった。現在は数軒の家があると。この地区については、築堤をしてほしくないというご意見。さらに圃場整備を行っているような場所を遊水地としてもよいのかというようなご意見。さらには、遊水地問題については机上、机の上では考えられるでしょうけれども、地権者や実際に住んでいる方々の意見を聞いて、同意を得てから実現するということについては、非常に問題点が多いというようなご意見、さらに、二見地区におきましては、堤防を造らずにこの状態で、現状、遊水効果を維持してほしいというご意見を得ました。相当、夕方遅くまで現地視察を行いまして、この二見地区のあたりでだんだん暗くなってきて、水面がわかりづらくなってきたものですから、ここで第3回目の勉強会現地視察を終了したということでございます。以上でございます。

中川委員長
   はい、どうもありがとうございます。今のご報告に対しまして、何か質問等ございますでしょうか。よろしゅうございますか。それでは、次に進みたいと思います。これは、「紀の川河川整備計画について」でございます。本日、前回もお話しましたように一応の目標流量というものを本日決めていただきたいとこう思っております。目標流量の設定におきまして、実は私の方から河川管理者に対して、これまでの検討結果、ずっといろいろとみなさんでご審議いただいていますが、過去の実績の総雨量の特性、それに基づいてとりまとめていただきたいと、そういうこと、それから、大滝ダムという非常に洪水調節によくきくといいますか、そういったものがございまして、大滝ダムの洪水調節を行った場合の氾濫状況はどうなるのかと、そういうものを的確に把握しておいてほしい。それともうひとつは、それに対する対応策がございますが、そういうものの実際のトータルの工事費、過去の事業費の関係を十分整理しておいてほしい。それから他の河川における河川整備計画の目標規模、そういうものを整理してほしいと。この4つについて、その資料を作成するように私から指示をしております。そういうことで、第1編、第2編、第3編とございますけれども、第1編は今までのみなさんにご審議いただき、いろいろとご検討いただいものの、何といいますか復習というかそういう形で見ていただく。第2編は過去の実績に照らして、何が目標流量として、規模と降雨パターン、そういうものから考えて何が妥当であろうかというようなものをご検討いただく材料でございます。第3編は、これは目標流量と離れておりますけれども、遊水地、これまでいろいろとご議論いただいて、この間も勉強会で、ご見学いただいたと思いますが、遊水地計画というようなものについて、いろいろな制約等ございますが、可能な遊水地の計画は何かというようなこと、それと説明していただく時にまず河川管理者の方でお願いしたいんですが、この1編と2編をまとめてご説明をいただいて、そこでみなさんのご質問なりご意見を承った上で第3編の遊水地の問題に入りたいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。


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