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庶務 |
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大変お待たせいたしました。ただいまより紀の川流域委員会第5回委員会を開催いたします。司会進行は、庶務を担当いたします和歌山工事事務所調査第一課で務めさせていただきます。私は調査第一課長をしています和佐でございます。よろしくお願いいたします。
まず最初に、本日の資料の確認をさせていただきたいと思います。本日の配付資料といたしましては、受付でお渡しいたしました「座席表」、黄色のA4のペーパーで「発言にあたってのお願い」、第5回紀の川流域委員会の「議事次第」、資料といたしましては「利水」と書かれました資料−1、「大滝ダムの効果」資料−2、「情報公開方法の改訂について」資料−3、「次回の開催内容について」資料−4、あと参考資料でございますが「委員からの提案書」参考資料−1、「一般からの意見、要望」参考資料−2でございます。不足の資料がございましたら挙手をお願いいたします。
また、本日は後ほど一般傍聴の方にも発言の時間を設けておりますので、ご発言の際は「発言にあたってのお願い」を守っていただきたいと思います。内容を読み上げさせていただきますのでよろしくお願いします。一般傍聴者の方々へ。本日は、後程、一般傍聴者の方からの発言の時間を設ける予定ですので、審議中については、ご発言をご遠慮願いたいと思います。第1回紀の川流域委員会において決められた公開の原則に基づき、発言の内容については議事録を作成し、公開する予定でございます。一方、プライバシーに配慮することが決められておりますので、発言をされる際は、発言の都度、冒頭で次の内容をご発言いただきますようお願いいたします。マイクを持っていきますので、必ずマイクを通してご発言いただければと思います。内容としましては、お名前、ご住所あるいはご所属名、議事録へ個人名を掲載するのかしないのか。議事録へのご所属名を掲載するのかしないのか。議事録の公開前に確認を必要とするのかしないのか、という5つの内容をご発言いただきたいと思います。
本日の出欠でございますが、委員の池淵委員、小田委員、三野委員が事前に欠席という連絡をいただいております。また、紀伊丹生川ダム調査事務所の所長は、10月1日付で松山所長に変わっておりますので、紹介させていただきます。
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松山所長 |
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松山でございます。よろしくお願いいたします。
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庶務 |
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それでは、審議に移りたいと思いますので、中川委員長、よろしくお願いいたします。
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中川委員長 |
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車の関係で少しおくれまして、申しわけございません。10分ほどおくれましたが、これから始めさせていただきます。
お手元の議事次第に従いまして、早速ですが審議に入らせていただきたいと思います。
第2回委員会で治水に関する現状について河川管理者の方からご説明をいただいたわけですが、前回の委員会でお決めいただきましたように、本日は利水についての現状を説明していただきます。また、前回、岩畑委員だったと思いますが大滝ダムの治水上の効果についてのご質問がありましたので、皆さんにも配付いたしました資料に基づいて管理者の方からご説明を願い、それでいろいろ議論していただくということで進めさせていただきたいと思います。それでは、早速でございますけれども、利水面での紀の川の現状説明をお願いしたいと思います。
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平井所長 |
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和歌山工事事務所長の平井でございます。委員長からお話がございましたように、本日は利水についてご説明させていただきます。利水とは、非常に大きな意味でございますが、本日は、特に水を飲料したり、農業用水に利用したりという視点の利水について紀の川の現状説明をさせていただきたいと思います。それでは、お手元に資料をお配りさせていただいておりますが、画面を見ながらご説明させていただきたいと思います。一部説明の中で、現地視察に同行された委員の方にはお話が重複するところあるかと思いますが、ご容赦のほどお願いいたします。
本日、利水について大まかに5つの視点でご説明させていただきたいと思います。まず、利用する前に近年の川の流況、つまり水の流れはいかがなものかというのが1点目でございます。それから2点目、水利用について。これは、先ほど少し例示させていただきましたけれども水道用水、工業用水、農業用水の全般の紀の川の今の利用の仕方、水の流れ方でございます。それから3番目には、それぞれの用水ごとの状況でございます。それから4番目でございますが、それを補完するダムや堰の諸施設の現状。それから、最後に、近年の渇水の状況。この5つに焦点を絞ってご説明させていただきたいと思います。
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<<資料−1 説明>>
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中川委員長 |
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どうもありがとうございました。ただいま河川管理者の方から、紀の川の利水の現状について御説明をいただきました。ただいまの説明に対して、何か御質問がありましたら、委員の方からお願いしたいと思います。どうぞ、ご自由に。ございませんか。
私から少しお聞きしたいと思います。農業用水に対する慣行水利権はありますけれども、例えば先程の年平均された渇水流量が下流へ行くほど小さくなり、船戸のところで非常に小さい値になっています。それが上流の取水の影響ではないかという説明があったのですが、一般的に水利権量分、つまり、その流量をとっている各堰からの農業用水、あるいは工業用水、上水、それらの影響だと考えていいのかどうかということです。だから、取水制限とかいろいろな調整をしない限りは、その量をとっていると認識してよいのかどうかとこういうことなのです。国土交通省に聞いてもわからないですか。
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○ |
平井所長 |
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先程、取水実績や水利権というお話がありましたが、水利権量を全部取水しているかというと、時期にもよりますが、例えば工業用水の場合は今現時点で使用実績として水利権一杯を取水していません。ただし、今は、ダムがありますので、川の中を流れている水というのは取水している量に応じて水を流しています。この言い方が直接お答えになっているかどうかわかりませんけれども、水利権を全て取水しているという訳ではありません。更にいろいろな場所、時期によって違うかと思いますが、渇水、つまり、非常に厳しくなった時には、農業用水の場合15%カットしてもらったり、30%カットしてもらったりしております。特に渇水の時には、各利水者が、共通の認識の中で、制限を我慢してもらっています。
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○ |
中川委員長 |
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どうもありがとうございました。ほかに何かご質問ございませんか。それでは、時間がきましたので、先程申しましたように次に大滝ダムの治水上の効果を御説明いただきたいと思います。所長、それではどうぞ。
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渡邉所長 |
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大滝ダム工事事務所の所長の渡邉でございます。前回、7月の第2回の委員会におきまして、紀の川全体の治水の説明をさせていただきました。その中で特に昭和34年の伊勢湾台風であるとか、28年の水害の大きな被害があった時の洪水について、現状でどれぐらいの危険な区域があるかということを和歌山工事の方から御説明させていただきましたが、その時の前提条件といたしまして、大滝ダム完成後ということで御説明させていただきました。そこで、それらについて大滝ダムの効果を示しほしいと要望がありました。大滝ダム完成が平成14年度、平成15年3月であることから、ダム完成以前と完成後の比較を示していただきたいということを言われましたので、それについての概要説明をこれからさせていただきたいと思います。
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<<資料−2 説明>>
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中川委員長 |
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どうもありがとうございました。ただいまの説明に対して、何か質問等ございましたらどうぞ。
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○ |
江頭委員 |
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大滝ダムが機能した場合には、破堤氾濫が大分軽減されていますが、それは破堤したときの流量が小さいから氾濫域が減少しているという理解でよろしいのですか。
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○ |
渡邉所長 |
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基本的には、水位が下がりますので、同じところで氾濫したとしても被害の広がる区域が小さくなります。あとは、評価水位より完全に低くなりましたら、これは破堤しないという計算条件にしてございますので、それであれば区域がなくなります。一番下流のところは顕著に出ていると思います。
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○ |
江頭委員 |
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計算は、洪水が堤防をオーバーフローする時には破堤するという計算ですね。
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○ |
平井所長 |
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少し補足させていただきます。後ろに氾濫計算という仮定が要ります。まず仮定で先程の評価水位がございますが、大滝ダムがあってもなくても評価水位を超えている部分が危険な場所とまず考えます。その部分全部が破堤というわけにはいかないのです。要するに山づけの部分や堤内地盤の方が高いところを省いたり、堤防が完成しているところを省いたり、過去漏水があったところを選んで、水が堤内側に流出した場合にどこまで広がるか検討致します。どこまで広がるかというのは、堤内地、つまり、皆様の住んでいる方の地盤高が低いところに流れる条件で検討致します。いずれ高いところにきたところで計算が終わるようにさせていただいています。仮定が入っているのは間違いないです。
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○ |
江頭委員 |
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それからもう一点、伊勢湾台風クラスが来ますと、相当山が荒れると思うのです。もし当時の流域の荒廃状況に関するデータがどこかにあれば、適当な時点にそういうデータをまとめて資料集として出していただければ非常にありがたい。と言いますのは、今、水だけの氾濫をおやりになっているのですが、土砂の氾濫とか流木の氾濫も、洪水災害を考える上では、非常に重要だからです。すなわち、土砂や流木は、相当悪さをしますので、伊勢湾台風クラスの台風が来るとどんなことが起こるのかということを考える時、それらの資料がその手助け材料になります。
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○ |
中川委員長 |
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他に誰か、どうぞ。
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○ |
養父委員 |
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養父でございます。先程の御説明の2ページのところで大滝ダムの概要、事業の目的として、流水の正常な機能の維持とダム直下における河川環境の保全と書いてありますが、具体的にできる話とできない話があって、そのまま読んでいくと「全部やりますよ。」というお話に聞こえてくる訳です。ですから、中身を批判する訳でもありませんが、誤解のないように表現をしていただければいいかなと思います。非常に微妙な部分を含んでいます。ダムをつくりますと上下の水の行き来というのは生物的にはなくなりますから、そういった部分で少し中身を詰めるというのも難しいですが、誤解のないようにしてほしいと思います。
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○ |
中川委員長 |
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はい、どうぞ。
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○ |
上本委員 |
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上本ですけども、少しお聞きしたいと思います。大滝ダムの有効貯水量というのは、76,000千m3ですね。先程の説明の中で、計画として14年度秋ぐらいに試験湛水の説明を聞いているのですが、かなり大きいダムですから溜めていくということにかなりの期間を要すると思います。その辺の湛水の計画は今現在あるのですか。
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○ |
渡邉所長 |
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大滝ダムの渡邉でございます。今の計画では平成14年、来年10月半ば以降、いわゆる非出水期といわれる時期に試験湛水を開始いたしまして、14年度内、つまり、15年3月までには試験湛水を完成したいと思ってございます。ですけれども、先程言われましたように
8,000万m3、 9,000万m3の水を貯めると言う事ですので、それは水の流れ方とか雨の降り方によりまして、できる場合、できない場合がございます。従って、現時点での予定ということでございます。
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○ |
上本委員 |
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どうもありがとうございました。
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○ |
中川委員長 |
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私から一つお聞きしたいのですが、先程第1期制限水位並びに第2期制限水位、この2つ設定されているのだけれども、例えばそれぞれの計画の計画降雨の対象になったのはどういうものか。もちろん、第2期制限水位は私の解釈では昭和47年9月の出水の流域全体440ミリを2日雨量に引き延ばしてそれを対象にしていると思っています。梅雨期の第1期制限水位の治水容量を確保しているが、これの算定根拠はどこから来ているのか。
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○ |
渡邉所長 |
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今すぐお答えができないので、調べまして後日説明させていただきます。
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○ |
中川委員長 |
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それから、大滝の操作規則はまだできてないのですか。
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○ |
渡邉所長 |
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現在、手続中でございます。
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○ |
中川委員長 |
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先程言った計画の雨量パターンの根拠をはっきりと提示していただきたいと思います。
ほかにご質問は。
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○ |
岩畑委員 |
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岩畑です。質問じゃないのですが、先程の江頭委員の方からの資料請求の件について少し聞き漏らした点がありますので、もう一度お願いできませんか。昭和34年の資料請求の件です。
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○ |
江頭委員 |
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私が申し上げたことの意味を、説明すればよろしいのですか。
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○ |
岩畑委員 |
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もう一度お願いしたいのですけれども。
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○ |
江頭委員 |
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伊勢湾台風のときの降雨分布と崩壊分布、それからそのときの災害の状況等がわかる資料があれば、洪水災害を推察するときに役立つということです。そのような資料があれば、同じ雨の降り方をしたとき、また、雨域が少し下流側にずれるとどんなことになるのかということを考えやすいという意味です。
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○ |
岩畑委員 |
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はい、わかりました。ありがとうございました。
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中川委員長 |
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ほかにこの件についてのご質問ございませんか。どうぞ。
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○ |
神吉委員 |
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神吉です。ダムに関しては素人なので教えていただきたいのですが、3ページの下の貯水池の容量の配分が6月15日と6月16日ではいきなり何百万m3か何十万m3ぐらい物凄く急に減っているのです。こういうのは1日で貯留したりするものなのですか。1カ月ぐらいかけて調整するのではないのですか。どうやってこの1日の違いで調整できるのかを教えていただけませんか。
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○ |
渡邉所長 |
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当然1日でここまで落とすことはできませんので計画上の基本はこの線であり、この期間はこの高さにしましょうということでございます。けれども、実際の運用は今、神吉委員が言われていましたように1カ月とか、そういう長い期間をかけて下流の地域に影響を与えることがないように、少ない量だけを長い間かけて落としていき、6月16日の時点でこの水位まで下げるというような運用をさせていただくことになると思います。
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○ |
神吉委員 |
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そしたら、10月16日にまた増えているのも、大体16日には増えているようにするという意味ですか。
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○ |
渡邉所長 |
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16日以降の話ですが、正確に申し上げますと6月16日から8月15日までの間は、第1期制限水位を上回ってはいけないという制限がかかります。8月16日から10月15日の間も第2期制限水位を上回ってはいけないというような制限をかけます。10月16日以降は、ここから水をため始めて、できるだけ常時満水位に近づけていこうというような運用をすることになります。
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○ |
神吉委員 |
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洪水とはまた別に下流の流量の変動がある可能性がある時期が、何月かには出てくる可能性があるというふうにとっていいですね。ありがとうございました。
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○ |
中川委員長 |
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ほかございませんか。
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○ |
平井所長 |
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神吉委員の今のお話に少し補足をさせていただきます。今の顕著な例が10月15日から10月中にいきなりは溜まらないので、水を貯めていくのですが、この時下流にまず義務放流という放流をしないといけないのです。ですから、すべてをため込むという訳ではなくて、下流に流し、それでも余った水を貯め込んでいくということになります。ですから、下流に流さないといけないというダムの宿命がございますので、厳しいときには、例えば先程の水利権を満足するように放流します。必要な量というのは大滝ダムに貯め込んでしまうと使えなくなるので、それを上回る形でダムに流入した水を貯めていきます。10月16日からと書いてありますがいずれかの時点で、例えば11月になったりするものでございます。
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