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紀の川流域委員会NEWS!


第1回 紀の川流域委員会

日時: 平成13年6月7日(木)
11:00〜12:30
場所: 和歌山ターミナルホテル
F6 葵の間
国土交通省近畿地方整備局

1.開会

庶務
   第1回紀の川流域委員会を開催をいたします。
 司会進行は、先ほど設立会でご承認頂いた規約において庶務を担当することになりました和歌山工事事務所調査第一課でございます。私は調査第一課長の和佐と言います。よろしくお願いいたします。
 議事次第に入る前に、再度、流域委員会の資料の確認をさせて頂きたいと思います。
 1つ目が、流域委員会の議事次第、第1回紀の川流域委員会資料-1、先ほど中川委員からの配付資料として水郷水都全国大会の資料、小川委員からの提案書と岩畑委員からの要望書という形で審議を進めさせて頂きたいと思ってます。

 
2.委員長の選出

庶務
   早速ですが、お手元の議事次第に従いまして議事を進めたいと思います。
 議事の2の委員長の選出でございます。紀の川流域委員会規約第4条におきまして、委員の互選により定めるとなっております。規約に基づきまして、委員の方々より委員の選出をお願いしたいと思います。委員の方、よろしくお願いいたします。

養父委員
   治水・環境のご専門の中川委員、私どもご推薦したいと思います。

岩橋委員
   先ほどご発言を頂いた中川委員が色々と専門家で詳しいと思いますので、中川委員に賛成です。

庶務
   他の委員の方、よろしいでしょうか。(拍手)
 只今のように、委員の互選により委員長としまして中川委員にお願いすることになりました。
 それでは、議事3の委員長挨拶ということで、中川委員、中央に委員長席を設けておりますので、そちらの方に移って頂きまして、ご挨拶をお願いしたいと存じます。

 
3.委員長挨拶

中川委員長
   皆様のご推挙によりまして、本委員会の委員長に指名されましたことを非常に責任を重く感じております。その就任に当たりまして、少しばかり委員会の進め方等について私なりの考え方を述べさせて頂きたいと思います。
 先ほど近畿地方整備局長の方からお話ございましたように、平成9年の河川法の改正で非常に大きな柱として、治水・利水に加えて環境、その環境という面で非常に大きな役割を果たし、重視されるようになったということ。それから、河川整備に地域の意見を反映する、そういう計画制度が導入されたということでございます。
 従って、本委員会というのはこういった趣旨に基づきまして、紀の川が全ての機能に調和のとれた役割を発揮できるように、委員の皆様がこれまで種々の方面で紀の川の活動をされていますけれども、その成果、あるいは皆様の英知を集めて頂いて、河川整備計画に反映をして頂きたい、こういうことかと思います。
 そのために、4つほどの視点に立った議論の展開が必要かと考えられます。1つは、紀の川の整備計画の基本理念の確立でございます。日本は河川が非常に数多くございますけれども、紀の川というのは他の河川、あるいは流域とは異なった独自性を持っているわけでございます。
 従いまして、紀の川の自然、あるいは社会、歴史文化といったものに関する共通の理解と認識を持っております。どういった川の姿に紀の川をしていけば良いのか、あるいは世代を越えて皆様が喜べる河川、そういったものを造り上げていくなど知恵を出し合って勉強していく、そういう会でありたいと思っています。
 第2に、河川というのは、水源から河口に至るまでつながっているわけでございまして、上流での改修や利水の取水とか、そういったものが下流に及ぼす影響は非常に大きく、これまでも利害に対してしばしば対立してまいりました。その解決には、地域あるいは世代を越えた公平性を基盤にいたしまして、流域全体を総合的に考えるような視点、視野が大切になり、地域間の、上流、中流、下流、あるいはそれぞれの自治体等がございますが、その中でのいわゆる住人の譲り合の姿勢、あるいはそれにかわる自己責任といったものが必要とされるものかと存じます。
 第3に、河川整備につきまして、専門家、行政側、あるいは市民、この間の考え方には、理解度にかなりのずれが生じるようでございます。それを如何に進めていくか、これが大きな問題でございます。そのためには、行政と住民との間で相互にこれまで蓄積された情報を共有し合うということからスタートしなければならないと思います。そこから合意形成のためのルールづくりに、この委員会として努力していくことが必要でもあります。要は、議論を深める中でお互いの理解度と信頼関係を高めて、それを基盤とした議論が非常に大事だと思います。その際、専門家の科学的あるいは技術的な力がサポート役として果たして頂ければ幸いでございます。
 第4ですが、整備計画を審議するに当たって既成の事実、あるいは既成の概念にとらわれず、非常に柔軟な発想、それから非常に幅広い視点、こういう点からの議論をお願いしたいということであります。そのためには、紀の川の治水・利水・環境面における現状の実力、そういったものを十分把握するということが大事であります。これを出発点といたしまして、問題点を抽出し、それに対する対策のフィジビリティースタディー(具体的検討・調査)、こういったものを行った上で、実行可能な案の選択をつくり上げていくものだと思います。
 そのような考え方でいきますと、この委員会では整備計画について、まず河川管理者の考え方もお聞きいたしますが、全く考え方としてはゼロの状態から出発して、皆様の建設的な意見を集めて積み重ね、そしてつくり上げていきたいと考えております。もちろんモニタリング等を行いまして、それで整備計画の実施にもたらす色々な影響についての検討を十分行い、またフィードバックしていく、そういう努力もして頂かねばならないのではないかと思っております。
 以上の前提に立って本委員会を進めてまいりたいと存じますが、委員の方々の多様なご意見をまとめさせて頂き、また、コーディネーターとしての役割が果たせるかどうか、非常に心もとない委員長でございますけれども、今発言しましたような基本的な姿勢を崩すことなく、まず皆様の紀の川に対する思いを実現できるように努めてまいりたいと存じますので、活発なご議論を展開して頂く共に、ご協力のほどお願いしたいと思います。
 簡単でございますが、ご挨拶にかえさせて頂きます。(拍手)


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