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川を流れる水は洪水(こうずい)時と渇水(かっすい)時とでは流れる量(りょう)が大きく変化(へんか)します。そこで考えられたのが、川の中で水をせき止め、水を安定的(あんていてき)に取水できるようにすることです。また、ゲートを動かすことにより水の量が調整されるしくみとなっています。 |
■可動堰(かどうぜき)と固定堰(こていぜき) |
■可動堰(かどうぜき) 堰の一部または全部を動かして、水の量(りょう)を調節(ちょうせつ)できる堰です。可動堰にはゲートを上げ下げする型式(けいしき)や、ゲートを起こしたりたおしたりする型式などがあります。 |
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■固定堰(こていぜき) 堰の高さが決まっていて、水の量(りょう)を調節(ちょうせつ)できない堰です。 |
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■堰(せき)の役割(やくわり) |
■潮止(しおどめ) 海が近い河口付近(かこうふきん)に作り、塩水(しおみず)が川の上流にさかのぼるのを防(ふせ)ぎます。紀(き)の川では紀の川大堰(おおぜき)がこの役割(やくわり)を果(は)たしています。 |
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■分水(ぶんすい) 川の分流点に作り、川の流量(りゅうりょう)を調節(ちょうせつ)したりして計画的(けいかくてき)に分流します。紀(き)の川には、この役割(やくわり)を果(は)たす堰(せき)はありません。 |
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■取水(しゅすい) 川の水をためて、水の量(りょう)を調節(ちょうせつ)しながら、飲み水や農業用水などに利用(りよう)します。紀(き)の川では紀の川大堰(おおぜき)、藤崎井堰(ふじさきいぜき)、下渕頭首工(しもぶちとうしゅこう)などがこの役割(やくわり)を果(は)たしています。 |
紀の川大堰 | 藤崎井堰 | 下渕頭首工 |