木津川砂防

木津川砂防

木津川砂防の概要

河川氾濫被害の軽減
水系を対象に土砂生産域である山地の山腹、渓流から河川までの有害な土砂移動を制御することによって、河川の治水上の機能の確保と環境の保全を図る。

土石流被害の軽減
土砂・洪水氾濫被害の軽減と土石流危険渓流対策を兼ねた堰堤を施工。直轄砂防管内には土砂災害警戒区域が1,179箇所(令和2年3月末時点)があり、約1万人の住民と要配慮者利用施設、避難場所等がこれら土石流危険渓流の影響範囲にある。
木津川砂防の概要

過去の土砂災害

年月 災害概要
昭和28年8月14日~15日 東近畿水害
瀬戸内海より近畿中部に停滞した前線が鈴鹿山脈南部に集中豪雨を降らせ、多数の死者を出す大災害となった。
昭和28年9月24日~26日 台風13号
紀伊半島に上陸した台風13号は和歌山県と奈良県南部を東に進み、上野市だけで被害総額93億円に達するなど、木津川周辺に大きな被害をもたらした。
昭和34年9月26日~27日 伊勢湾台風
2,940箇所もの山腹崩壊地が発生し、人命・財産に多大な被害をもたらした。
昭和57年7月7日~8月3日 台風10号
集中豪雨により、水とともに土砂が一気に流れ出し、名張市や旧青山町(現伊賀市)などに大きな被害をもたらした。
平成10年9月22日 台風7号
強い風により大量の風倒木が発生し、旧室生村(現宇陀市)にある室生寺の国宝・五重塔が破壊されるなど、文化財や森林財産に大きな被害が出た。
  • 三重県名張市夏見
    三重県名張市夏見
  • 奈良県宇陀郡
    奈良県宇陀郡
  • 台風7号 室生寺
    台風7号 室生寺