紀伊山系砂防
紀伊山系砂防の概要
平成23年9月の台風12号に伴う豪雨による流域の荒廃が特に顕著である熊野川(くまのがわ)、日置川(ひきがわ)、那智川(なちがわ)において、崩壊の拡大や不安定土砂の流出等に起因する土砂災害による市役所等の行政関係機関や人家のまとまっている集落、生活上重要な道路等への被害を防止・軽減するため、砂防堰堤を中心とした施設の整備を推進し、土砂災害に対する安全度の向上を図るため砂防事業を実施しています。事業実施箇所位置図
紀伊山地で発生した平成23年台風12号の土砂災害
H23年台風12号によりもたらされた崩壊は、豪雨による土砂災害としては戦後最大規模を記録しました。
台風12号による三重県・奈良県・和歌山県の崩壊諸元
崩壊(発生域)箇所数(N) | 3,077箇所 |
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崩壊(発生域)面積(A) | 約950万m2 |
崩壊土砂量(V) (うち緊急調査箇所) |
約1億m3 (約3,500万m3) |
空中写真撮影範囲面積(Ar) | 約4億8,000万m2 |
崩壊面積率(A/Ar×100) | 約0.20% |
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崩壊地分布図