亀の瀬地すべり

亀の瀬地すべり
 亀の瀬地すべりは、推定移動土塊量約1,500万m3に及ぶ大規模な地すべり土塊を有しており、降雨等で地下水位が上昇すると斜面が不安定となり地すべり発生の危険性が高まる。
 地すべり対策事業では、斜面の安定化を確保するための対策工を実施。

亀の瀬地すべり対策の目的

流域図
地すべり地内の直接的な被害の防止
地すべり地内にある家屋、耕地、国道25号、JR関西本線(大和路線)等の地すべりによる直接的な被害の防止。

地すべりを起因とする河道閉塞による奈良県側(上流)の湛水
被害、河道閉塞部の決壊による大阪府側(下流)の氾濫被害を防止。

亀の瀬地すべりの特徴

  • 地すべりの長さ、幅、深度など日本で最大級。
  • すべり面が大和川の河床下をとおり対岸まで達していたる。
亀の瀬地すべりの特徴
  • 地すべり発生
    地すべり発生
  • 河川閉塞の発生
    河川閉塞の発生
  • 土砂崩壊
    土砂崩壊

過去の土砂災害

  • 昭和6~7年地すべり
    昭和6~7年地すべり
    地すべり活動により大和川河床が隆起し、奈良県側(上流部)に浸水被害が発生。
  • 昭和42年地すべり
    昭和42年地すべり
    地すべり活動により国道25号線が約1.3m隆起し、一時的に交通が途絶。