揖保川水系揖保川
その流域は、たつの市をはじめとする3市2町からなり、土地利用は山地が84%、農地が11%、宅地等市街地が5%となっています。
流域内の交通としては、山陽新幹線、JR山陽本線、JR姫新線などの鉄道や、山陽自動車道、中国縦貫自動車道、国道2号、179号、250号、太子竜野バイパスなどの道路が揖保川を横断しているとともに、姫路市と鳥取市を結ぶ国道29号が揖保川沿いに縦断しています。また、河口部の姫路港は特定重要港湾に指定されており、本流域は陸海交通の要衝となっています。
臨海部は播磨工業地帯の一郭として鉄鋼、化学などの重化学工業が集積しているほか、沿川ではうすくち醤油、手延べ素麺、播州皮革などの揖保川の清流や伏流水に依存した地場産業が現在も地域に息づいており、全国的にも名を馳せています。
流域は「瀬戸内海国立公園」に隣接し、流域内には「氷ノ山後山那岐山国定公園」や三つの県立自然公園が指定され、豊かな自然景観を呈しています。龍野は城下町として栄え歴史文化遺産をとどめており「播磨の小京都」と呼ばれているほか、童謡「赤とんぼ」の作詞で有名な三木露風の生誕地に因み「童謡の里」としても親しまれています。
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カワラハハコ
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十二ン波
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ハマサジ
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醤油工場
河川整備の実施方針
河川改修の経緯
揖保川改修の経緯
明治25年7月 | 洪水発生(台風) |
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昭和16年8月 | 洪水発生(台風14号) |
昭和21年 | 揖保川改修工事着手 |
昭和28年 | 「揖保川総合開発事業」の決定 |
昭和33年 | 引原ダム完成 |
昭和41年3月 | 揖保川水系工事実施基本計画策定 計画規模1/100 計画高水流量 2,900m3/s〔龍野地点〕 |
昭和51年9月 | 戦後最大洪水発生(秋雨前線・台風17号) |
昭和59年9月 | 安富ダム完成 |
昭和63年 | 揖保川水系工事実施基本計画改定 |
平成14年3月 | 流域委員会設置 |
平成16年8月 | 洪水発生(台風16号) |
平成16年9月 | 洪水発生(台風21号) |
平成19年3月 | 揖保川水系河川整備基本方針策定 計画規模1/100 計画高水流量 3,400m3/s〔龍野地点〕 |
平成21年8月 | 洪水発生(台風9号) |
平成25年7月 | 揖保川水系河川整備計画策定 |
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栗栖川築堤 -
橋梁架替(神河橋)