川の特性や本質を読み取る~淀川水系の流出解析モデルの技術的検討について~
この技術的検討について、平成22年1月18日に琵琶湖・淀川治水技術担当者会議の講演会が大阪市内で開催されました。講演会では定道氏をはじめ、担当者会議の14名のメンバーが登壇し、淀川水系の技術的検討を紹介していただきました。
この講演会では、定道氏より、データの重要性や必要性を中心に、先人が命をかけて収集してきた観測データを宝物とし、自然に忠実にモデル化していくその技術を少しでも皆さんに紹介し、河川技術者の原点であるこの宝物の意味を感じ取っていただくことを目的として、講演していただきました。さらに、すべての作業を自らこなし、実際に技術的検討に携わった担当者の体験談や報告書のポイントも紹介され、140名を超える技術者が熱心に耳を傾けていました。
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データの重要性や必要性、技術者の心得について講演される定道氏 -
淀川水系の貯留関数モデルの報告書、概要について説明する中込氏 -
保津峡を例にとってデータの重要性、確認方法等を説明する佐藤氏
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自然に忠実にモデル化する技術の一例 -
左から H-Q曲線、流量ハイドログラフの作成方法について説明する竹内氏 観測所の零点高の把握、既存のデータの保存、重要性について説明する野呂氏 三川合流部の貯留量の把握について説明する石崎氏 琵琶湖水位のデータ検証について説明する石河氏