明日の熊野川整備のあり方

HOME > 明日の熊野川整備のあり方
「明日の熊野川整備のあり方」の作成経緯
 河川に関係する学識経験者で構成される熊野川懇談会は、「熊野川河川整備計画(直轄管理区間)」の策定にあたり、河川整備計画の原案について意見を述べることなどを目的に平成16年10月30日に設立しました。9回の懇談会の他、検討会、グループ会議、語る会、現地視察会を開催し、平成21年3月に「明日の熊野川整備のあり方」を公表しました。
 その後、河川管理者から提示された河川整備計画素案について議論を進めていく予定でしたが、平成23年9月に紀伊半島大水害が発生したことから懇談会は中断されました。紀伊半島大水害以降、熊野川では同様の再度災害の防止のための整備が実施されてきましたが、平成23年の洪水の基準地点相賀でのピーク流量は、平成20年6月に策定された基本高水のピーク流量19,000m³/s を大幅に上回る約24,000m³/sとなったため、国土交通省では河川整備基本方針の変更が検討されることとなりました。以上の様な経緯で、令和3年5月21日に社会資本整備審議会河川分科会河川整備基本方針検討小委員会(第110回)が開催され、新宮川水系河川整備基本方針の変更について審議されました。今後、河川整備基本方針の変更後に河川整備計画(国管理区間)が定められることとなります。
 河川整備計画の立案にあたっては、平成21年3月の「明日の熊野川整備のあり方」に記載の留意点や考え方の基本的な方向性を参照してきましたが、その後平成23年紀伊半島大水害が発生し流域を取り巻く状況が変化し、「明日の熊野川整備のあり方」にこの変化を加味すべき事項も生じてきました。また、河川整備基本方針が変更されることになったため、熊野川懇談会を令和2年7月に再開し、懇談会や現地視察を行い、議論を進めてきました。ここに公表する「明日の熊野川整備のあり方(追記版)」は、再開された懇談会で議論された近年の状況変化を踏まえて、河川整備計画原案策定に考慮すべき基本的な方向性をとりまとめたものです。
明日の熊野川整備のあり方(追記版)  (令和3年6月)
◆「明日の熊野川整備のあり方」(追記版) 684KB/ PDF
明日の熊野川整備のあり方 (平成21年3月)
◆「明日の熊野川整備のあり方」(本編)  15.1MB/ PDF
◆「明日の熊野川整備のあり方」(概要版) 1.2MB/ PDF