1.利水上の課題 |
■頻発する渇水 紀の川の水は、流域の都市用水・農業用水等として広く利用されています。特に下流部では、和歌山市・海南市の水道・工業用水や農業用水の重要な水源となっています。 しかし近年、渇水が頻発しており、平成2年、6年、7年とあいついで発生した渇水では深刻な水不足が生じました。特に平成6年の渇水では海南市域で断水が生じるなど、国民生活及び社会経済活動に甚大な影響を及ぼしています。 |
![]() |
![]() |
平成7年8月26日 和歌山新報 | 水のとぎれた新六ヶ井堰(平成6年渇水) |
2.紀の川大堰完成後の利水効果(10年に1度程度発生する規模の渇水に備える。) |
紀の川大堰の建設により既得用水の利水安全度が高まり、現在、紀の川下流部で頻発している渇水被害が解消され、安定した国民生活及び社会経済活動が期待されます。 |
<<戻る | 次へ>> |