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―平成19年度―

■西田井ワンド鳥類調査結果・速報(繁殖期後期)

 

1.調査実施内容

1 調査実施内容

調査項目

調査年月日

調査時間

天候

日の出時刻

繁殖期後期調査

平成19年6月26日

5:30〜9:35

晴れ

4:49

 

2.調査方法

(1)ラインセンサス法

設定された調査ルート上を時速1 km程度の早さで歩き、確認される鳥類を記録した。

(2)定点記録法

設定された計4定点から30分間ずつ観察を行い、確認される鳥類を記録した。

 

3.調査結果

●今回の調査によって、8目16科19種(ドバト含む)の鳥類が確認された。

●ワンドの浅い水域や水面では、カルガモやダイサギ、アオサギ、カワウの採餌や休息が見られた。

●オギやセイタカヨシの草地では、セッカ、ホオジロ、キジ等が確認されたほか、オオヨシキリがしきりにさえずっていた。また、モズの幼鳥が確認された。

●確認種のうち重要種は、コチドリの計1種が該当する。ワンドの水際部にて飛翔する姿が見られた。


4.西田井ワンドの風景



5.確認された主な鳥類

オオヨシキリ

コチドリ

ヒバリ

モズ(幼鳥)




表2 西田井ワンドで記録された鳥類(繁殖期後期)
No. 目名 科名 和名 重要種の選定基準
@ A B
1 ペリカン カワウ
2 コウノトリ サギ ダイサギ
3 アオサギ
4 カモ カモ カルガモ
5 タカ タカ トビ
6 キジ キジ キジ
7 チドリ チドリ コチドリ NT
8 ハト ハト キジバト
9 スズメ ヒバリ ヒバリ
10 ツバメ ツバメ
11 モズ モズ
12 ウグイス オオヨシキリ
13 セッカ
14 ホオジロ ホオジロ
15 アトリ カワラヒワ
16 ハタオリドリ スズメ
17 ムクドリ ムクドリ
18 カラス ハシブトガラス
ハト ハト ドバト(カワラバト)
8目 16科 18種 0種 0種 1種

※和名・配列は、「日本鳥類目録改訂第6版(日本鳥学会、2000年)」に準拠した。

(重要種の選定根拠)
@「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で選定されている種
A「レッドリスト鳥類」(平成18年12月改訂版、環境省)の掲載種

EX:絶滅、EW:野生絶滅、CR:絶滅危惧TA類、EN:絶滅危惧TB類、VU:絶滅危惧U類、NT:準絶滅危惧、DD:情報不足、LP:絶滅のおそれのある地域個体群

B「保全上重要なわかやまの自然」(和歌山県環境生活部、平成13年3月)の掲載種

EX:絶滅、CR:絶滅危惧TA類、EN:絶滅危惧TB類、VU:絶滅危惧U類、
NT:準絶滅危惧、
DD:情報不足、SI:学術的重要、LP:絶滅のおそれのある地域個体群

春の渡り 繁殖前期 繁殖後期 秋の渡り 越冬期


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