春の訪れとともに、六甲山ではモクレン科のタムシバがコブシに似た白い大きな花を咲かせます。4月になると、山すそはサクラが満開。まちからもその華やかな風景が楽しめます。また、花や樹木の多い六甲山では、アオスジアゲハやムラサキシジミ、ハナアブ、アゲハモドキなどたくさんの昆虫が春を待ちかねたように活動しはじめます。 | ツツジ |
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アジサイ |
梅雨のころになると、いたる所で咲きはじめるアジサイ。谷のまわりや山の斜面を濃淡の紅色でうめつくすヤブウツギやタニウツギ。真夏の高山植物園では、下界では見られないエーデルワイスやコマクサ、ミズバショウといった珍しい植物がかわいい花を咲かせます。 | ||||||||||
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秋は紅葉にいろどられる六甲山。とくに、東六甲の極楽茶屋から有馬にぬける紅葉谷は、その名の通り、まっ赤に燃える紅葉が見事。ハイキングの途中、カシやナラ、ブナ、シイなどたくさんの種類のドングリを拾って歩くのも秋の楽しみ方の一つです。 | ススキ |
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樹氷 |
六甲山の冬の風物詩といえばやはり樹氷。真夜中、ひときわきびしい寒気で急激に冷やされた霧が、木の枝にぶつかり凍てついて美しい氷の芸術をつくり出します。また、六甲山は野鳥の宝庫というだけあって、冬でもジョウビタキなどの冬鳥やわたり鳥が、落葉した木々の間にたくさん姿を見せます。 | ||||||||||
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