平成28年7月7日(木)
森の世話人の実施要領が施行されてから8年が過ぎ、森づくりは着実に進んでいます。これまでの六甲砂防事務所の取り組みや成果、各種調査報告の紹介、意見交換を行う「森づくり団体連絡会議」が開催されました。
最初に参加各団体から自己紹介をして頂きました。登録のきっかけや今までの活動状況、日頃の活動の苦労(ネザサ刈り、参加者減少、高齢化問題等)やこれからの担い手育成に対する思いが報告されました。
六甲砂防事務所長の挨拶 |
団体紹介 |
続いて事務所から、森の世話人の活動状況と成果やアンケート報告が行われました。中でも、今までに植樹した苗木は9000本以上、森づくりを行った広さは甲子園球場の約2.1個分(登録面積は約12個分)には驚かれた様子でした。
兵庫県森林組合連合会からは、撫育作業の状況報告がありました。平成27年から急増しているカシノナガキクイムシ対策として、一部の活動地内の樹木にビニールシートを巻いていることなど、現地で駆除に使用しているカシナガシートを見せながら、ナラ枯れの状況報告と対策についての説明が行われました。
六甲砂防事務所の報告 |
カシノナガキクイムシとは? |
事務局からは、「植栽木の生育と効果的な管理」の報告がされ、関心の高い「ネザサの刈り取り時期」は5月と7月がベスト月であることをデータで示しました。
休憩後の意見交換会では、「苗木へのいたずら」「安全管理」「保険や参加費」「他団体のイベント」等が寄せられ、特に「女性のトイレ」では、簡易テントや携帯トイレの持参、活動時間の工夫等の多くのアドバイスがありました。
ササ刈りの頻度調査 |
トイレについてのアドバイス |
スタッフ一同、皆様方からの力強いお言葉を胸に刻み、今後一層、「六甲の森づくりを盛り上げ進めよう」との思いを強くいたしました。ご多用中、暑い中、参加頂いた皆様には、御礼申し上げます。
笑顔の記念撮影 |