平成25年5月19日(日)
あいにくの雨天ながら、今回で9回目となる森づくり講習会に10団体10名の森の世話人が出席しました。
昨年の講習会で寄せられた意見を踏まえて作成した「森づくり計画(案)」の説明を聞いて、いよいよ交流の森の森開きです。
森づくり計画(案)の報告 |
雨の中、傘をさしながら話を聞く参加者 |
まずは森の現況を確認していただきました。交流の森は常緑樹が多く、林床に十分な陽が届かない環境が広がった森です。そのため、密に生育している常緑樹を間引いて明るい森にする計画です。
第1回目の森づくり活動になるので伐採する木と残す木を区別するために木の種類を把握しました。3班に分かれて、高さが2mを超える木の同定と樹高、胸高直径の測定、記録を行い、樹名を書いたラベルを取り付けました。
役割を分担して木を測定 |
雨天のため、幹の色が変色したり、高い所の葉が見づらいため同定が難航する面もありましたが、同定の仕方やポイントを熱心に質問している様子がみられました。同定できた木を残すのか切るのか、班で話し合い、常緑樹でもアケビが巻きついた木は残すなど、きめ細かな判断を行っていました。
最後に専門家(森林組合連合会)による大径木の伐採を見学しました。安全管理等の基本は森の世話人の伐採と同じですが、高木ならではの注意点や特殊な道具が必要なことを知りました。普段見ることのない大径木の伐採を間近で見ることができ、参加者は満足そうでした。
緊張感が漂う大径木の伐採 |
集合写真 おつかれさまでした! |
各団体のリーダーが集まり、いっしょに活動することで、交流の森の名の通り交流が図れたかと思います。
これからも、この森とともに団体間のまた、世話人と事務所との交流を深めていきたいと考えております。