平成23年7月2日(土)、6日(水)
今回で5回目となる森づくり講習会に2日間あわせて20団体42名の森の世話人が出席しました。
最初のプログラムは、六甲山系グリーンベルト整備事業の解説です。六甲山の特徴や、砂防事業の取り組み、砂防事業の一環としての市民・企業による樹林整備の状況についての説明がありました。また、六甲砂防事務所で管理している苗木の10年以上の生存率の推移や枯死した原因等の貴重なデータの提示があり、参加者は興味深く説明を聞いていました。
![]() スライドや資料に見入る森の世話人 |
![]() 多くの森の世話人が出席 |
次に森林ボランティア団体のリーダーとしての役割と心構えについての講習がありました。活動前から活動後に至るリーダーの役割についての説明や、森の世話人の活動写真を教材にした危険予知のトレーニングを行いました。
続いて、消防団の方々を講師に招いた市民救命士講習が行われました。三角巾を使用した怪我の手当てに関する実技講習です。講師の説明を聞いた後、二人一組で相手をけが人にみたてて、三角巾を使った傷の手当ての仕方を学びました。
![]() 危険な活動の状況を写真で紹介 |
![]() 包帯法を学ぶ参加者 |
手本を見ていると難しそうでしたが、やってみると意外に易しく、講習が終わる頃には、複数の包帯法を習得していました。2時間ではもの足りず、講習会終了後も三角巾を取り出して復習している森の世話人の姿もみられました。怪我に対する備えはできたようです。
最後にNPO法人 日本森林ボランティア協会の山本さんを講師に招いた伐採木の活用方法の紹介がありました。階段の作り方や設置時の留意点についての説明のほか、桜の枝やどんぐりでつくったかわいらしい作品を見せていただき、そのつくり方を教わりました。一部の団体では、工作を次の活動にさっそく取り入れるようです。
![]() 消防団による実技講習 |
![]() 伐採木を使ったクラフト作りの紹介 |