平成22年10月2日(土)、3日(日)、6日(水)、8日(金)
12団体19名の森の世話人が森づくり講習会に参加しました。
今回の講習会の目的は、森づくりの基礎を実地に学ぶことです。
講師は、森林ボランティアへの指導経験が豊富なNPO法人 森林ボランティア協会です。
活動前の諸注意 |
林床の整理 |
最初に、森づくりに相応しい服装や、道具の安全な使い方についての説明がありました。
講習会場は倒木や枯れ木が多く、雑然とした森であるため、安全に作業できるように足元を整理する必要がありました。
そこで、作業の姿勢や留意点などを実地に教わりながら、ヤブを切り開いたり、玉切りした倒木を林内の複数の場所にまとめるなどして林内を整理しました。
講師による見本 |
指導を受けながら立木を伐採 |
整理が終わると参加者は立木の伐採に取り組みました。木の選定から、倒す方向の確認や、追い口・受け口の作成、伐採後の整理にいたるまで、講師の指導を受けながら伐採しますが、一部の参加者は思いどおりに伐採できず、伐採作業の難しさを実感していました。
伐採してもするどいトゲを持った枝が萌芽するニセアカシアについては、伐採せずに枯らす方法(巻き枯らし)に挑戦しました。
山を下りてからは道具の手入れの仕方の説明があり、講習で使用した鉈や鎌を砥ぎました。
ニセアカシアの巻き枯らしに挑戦 |
使用した道具を手入れする参加者 |
初心者に加え、経験豊富な参加者も、基礎に立ち返り、あらためて安全な森づくり活動のノウハウを学んだ3時間強の講習でした。
講習会で教わった内容を各団体に持ち帰り、引き続き、安全で楽しい森づくり活動を進めてもらいたいものです。