日時: 2014年3月21日(金・祝) 9:00〜12:00
場所:名谷あじさい公園
主催:神戸市・垂水区
近年多発している、集中豪雨による土砂災害や河川の氾濫に備えるため、神戸市・垂水区総合防災訓練が開催されました。
六甲砂防事務所は、六甲山地での土砂災害と砂防事業について理解を深めていただくために、被災状況写真パネルなどの展示と、模型による土石流実験を行いました。
○六甲山地の土石流について説明
六甲山地は、硬い花こう岩(御影 石)を主体としていますが、山地の成り立ちや岩の性質から、もろくなる特徴があり、また、急峻な地形から、土石流が発生する可能性があります。阪神大水害(昭和13 年)で神戸市を始めとする阪神地域が土砂流出(土石流)により、甚大な被害を受けました。土石流は、地形が緩やかな場所や川が広がる場所で勢いが弱まることから、砂防えん堤に土砂が貯まることで、その機能を発揮します。その様子を、模型で見ていただきました。地域にある危険性を把握していただくと共に、危険を感じたら、早めの避難が重要であることも伝えました。
六甲山地で起こった土砂災害の被災状況写真パネルには、自分達が知っている場所の思いがけない過去の様子に、足を止めて見入っておられました。