日時: 2014年2月27日(木)14:00〜17:00
場所:六甲砂防事務所、千丈谷えん堤など
主催:JICA 参加人数:7名
(独)国際協力機構(JICA)が行っている「統合自然災害リスク管理国家戦略強化プロジェクト」に係わる研修の一環として、ブラジル連邦共和国の研修員が六甲砂防事務所に来訪されました。当事務所で検討している土砂災害警戒システム等を紹介し、砂防えん堤を見学していただきました。
○土砂災害警戒システムの紹介
雨量観測装置や監視カメラ、国土交通省のXバンドMPレーダ雨量情報を活用した土砂災害警戒システムを紹介しました。システムで得られた情報の住民への伝達手法について、たくさんの質問をいただきました。ブラジルでは、監視センサーの管理を地域住民に委託しているケースもあるようです。住民への防災情報の伝達が課題であることから、土石流模型実験装置を防災教育ツールとして活用できないかと高い関心を示されました。
○ブラジルでの活用について
リオデジャネイロも、阪神地区同様に都市の背後に急峻な山地があり、斜面に宅地が拡大していることから、今回の研修成果を自国の防災のために活用できるよう検討したいと総括されました。