日時: 2014年1月17日(金)13:15〜14:15
場所: 神戸市立小部中学校(神戸市北区)
参加人数: 全校生徒 約600名
主催: 神戸市立小部中学校
防災教育の一環として土砂災害と砂防事業について学んでもらうため「六甲山地の土砂災害」をテーマとして出前講座を行いました。
阪神淡路大震災から19年目にあたる1月17日に小部中学校で実施された避難訓練の一環として、「命を守る行動」というテーマで土砂災害等に関する出前講座を行いました。
小部地区は新湊川の上流域で、山の尾根線である分水嶺(流域と流域の境界)付近に位置しています。山地を切り開いて開発された大規模な住宅地となっているため、住宅地に隣接した高い山や大きな川は見当たらず、土砂災害が起こることは想像できないかもしれません。しかし実際には決して土砂災害と無縁ではなく、災害に備えて中学校近傍にも砂防えん堤が施工されています。出前講座では地区周辺の航空写真や現地の写真等も示しながら、六甲山地の土砂災害や砂防事業の取り組みについて説明しました。また、阪神大水害や平成11年に新湊川の下流域で発生した水害についても解説し、「命を守る行動」をおこすために知っておくべきことと、その重要性について説明しました。