日時: 2013年12月5日(木)13:25〜15:15
場所: 神戸市立住吉中学校(神戸市東灘区)
参加: 2年生 170名
主催: 神戸市立住吉中学校
自然災害(土砂災害)の発生状況と砂防事業について学んでもらうために、中学2年生を対象に『六甲山地の土砂災害(阪神地区の風水害と砂防事業)』と題して出前講座を行いました。
今回の出前講座は「地域における過去の自然災害を教材に、地域の特性を知り、災害に対する備えの大切さを知ること」と、「災害から身を守り、地域の安全を考える態度を身につけること」をテーマとして、昭和13年阪神大水害、昭和42年災害、平成7年阪神・淡路大震災の3つの自然災害を軸として、住吉川流域で発生した事象や、その対策等についての解説を行いました。六甲砂防事務所が校区内に位置するため、「震災当時、家族が六甲砂防事務所に避難していたと聞いている。」という生徒もいました。
住吉川流域は過去の著名な3つの災害の被害のあった地域ですが、復興により災害当時をうかがわせる痕跡は、いくつかの石碑等に残されているのみです。授業では、今もある建物が映っていて場所がわかる被災写真を用いて当時の様子をできるだけ伝えるようにしました。