日時: 2013年11月21日(木)13:00〜16:30
場所:多々部東堰堤他(神戸市中央区)
参加:21名
主催:大阪府砂防ボランティア協会(※)
大阪府砂防ボランティア協会の方々を対象に、六甲砂防事務所の事業説明として、管内の砂防えん堤などを案内し、六甲山地での砂防事業についての説明を行いました。
布引貯水池から猩々池を経て諏訪山公園へ向かうルートを歩いていただき、昭和13年阪神大水害などの過去の災害や、多々部東えん堤や諏訪山第二えん堤といった砂防えん堤、六甲山系グリーンベルト整備事業、土砂災害監視システムといった六甲砂防事務所の取り組みについて説明を行いました。
多々部東えん堤は、昭和48年に竣工したえん堤に改良工事を施したもので、土石流発生時により多くの土砂を補足することが出来るようにスリットを設けるとともに、堤体を強化するために厚みを増す改良を行い、平成24年に竣工しています。六甲砂防事務所ではこうした既設堰堤の補強改良も積極的に行っており、その改良工事の方法(施工条件や資材の搬入の方法等)について意見が取り交わされました。
阪神淡路大震災の際に、建設省(当時)からの呼びかけに応じて全国から集まった砂防関係技術者が、現地での危険箇所調査等に協力したことから活動が始まっています。
各都道府県でNPOとして組織されており、六甲砂防事務所でも兵庫県砂防ボランティア協会にどんぐりプログラム(六甲山系グリーンベルト整備事業の一環として行われている小学生を対象とした活動)にご協力をいただいています。