日時: 2013年9月27日(金)10:00〜17:00
場所:六甲砂防事務所、大谷えん堤(住吉川上流)など
主催:公益社団法人砂防学会
参加人数:15名(ドイツ、ニュージーランド、インドネシア、韓国、中国、日本)
砂防学会が主催する「気候変動および地殻変動活動の影響下での土砂災害に関する第3回国際シンポジウム」において、海外の研究者の方を対象として六甲砂防事務所の砂防事業の取り組みを説明し、現地案内を行いました。
六甲砂防事務所では、土砂災害の防止を目的として渓流や斜面に様々な観測装置を設置し、そのデータ解析を行っています。今回は海外から来日された砂防関係の研究者に、日本の観測装置の設置状況などを視察していただきました。
視察した施設のうち、住吉川の大谷えん堤に設置されている観測施設は、河川の水位だけでなく上流から流れてくる土砂についても観測しており、濁度計やハイドロフォンといった特殊なセンサー類を設置しています。事務所の説明とあわせて、国内の研究者からも六甲山地での土砂観測について解説をしていただきました。
六甲山地では、市街地に近い位置で様々な観測を行っており、研究者の方に実際の観測状況等を知っていただく貴重な場も提供しています。