日時: 2013年6月27日(木)9:00〜16:00
場所:六甲砂防事務所、鶴甲東斜面対策工事(石屋川上流)など
主催:JICA 参加人数:24名
JICA(独立行政法人 国際協力機構)が行っている研修の一環として、日本の砂防の取組みを学び自国で活かすためにアジアや中南米などから来日されている研修員のみなさんが、六甲砂防事務所を来訪されました。
六甲山地での砂防事業についての説明や土石流実験、砂防えん堤の工事現場などを見学していただきました。
○樹木を残した、斜面の崩壊を防ぐ工事について説明
鶴甲東斜面対策工事では、鉄筋(アンカー)とワイヤーネットを用いて、樹木を残しながら斜面が崩れるのを防ぐ工事を見ていただきました。研修員のみなさんからは、「大きな木はどう残すのですか?」という質問があり、ワイヤーネットの種類やつなぎ方を変えることで、多くの樹木を残せることを説明しました。
○既存の砂防えん堤を利用した工事について説明
ユルキ谷えん堤工事では、既存の砂防えん堤を副えん堤として利用することで、土砂災害を防ぐ効果をより大きなものにしようとしていることなどを説明しました。