日時: 2013年6月26日(水)9:00〜13:30
場所:六甲砂防事務所、焼ヶ原えん堤(住吉川上流)など
主催:JICA 参加人数:8名
JICA(独立行政法人 国際協力機構)が行っている「フィリピン国別研修(防災コース)」の一環として、日本の砂防の取組みを学び自国で活かすために、研修員の方々が六甲砂防事務所を来訪されました。
日本の土砂災害とその対策、六甲山地での取組みについての説明や土石流実験、砂防施設などを見学していただきました。
○砂防事業の難しさについて説明
六甲山地の砂防事業の説明に対して、砂防えん堤を整備する上での難しい点について質問がありました。これについて、砂防えん堤の建設地点は国有地として用地の取得が必要であるため、土地所有者の協力を得ることが重要であることや、住宅地が近いことから工事の進入ルートなどについて、地域住民のみなさんにご理解をいただく必要があることなどを説明しました。
○住宅地が近い、焼ヶ原えん堤を見学
現地案内では、住宅地の背後にある焼ヶ原えん堤などを見学していただきました。住宅地のすぐ近くに土砂災害の危険性があることにみなさん驚かれ、改めて砂防えん堤の必要性を感じられたようでした。