日時: 2013年3月14日(木)13:00〜16:30
場所:六甲砂防事務所、長者えん堤(長田区)など
参加人数:2名
ブラジル国家統合省の方が、日本の砂防の取組みを自国で活かすために、六甲砂防事務所を来訪されました。
六甲山地での砂防事業についての説明や土石流実験を行った後、砂防えん堤の工事現場などを見ていただきました。
○六甲山地での砂防事業について説明
六甲砂防事務所が行っている砂防工事は、都市に近接した急峻な地形で取組んでいることや周辺環境への配慮から、工事には索道(ケーブルクレーン)を用いていることを説明しました。また、1 つの砂防えん堤設置に必要な期間に関する質問には、用地取得から工事が完成するまで、概ね6 年程かかっていることを説明しました。
○長者えん堤の工事の取組みについて説明
現地説明では、現在工事が行われている長者えん堤を見ていただきました。砂防えん堤の設置によりハイキング道が分断されるため、付替えを行ったことや、工事期間中に土砂災害が発生した場合には、周辺住民のみなさんや工事関係者に危険を知らせるため、土石流発生感知装置(ワイヤーセンサー)とサイレンを設置するなど、安全対策を行ったうえで工事を行っていることを説明しました。