日時: 2012年9月27日(木) 9:00〜12:00
場所: 六甲砂防事務所、焼ヶ原えん堤(住吉川上流)など
アジア防災センターが行っている研修の一環として、アジア各国の4名の方が、土砂災害対策について学ぶため六甲砂防事務所を来訪されました。
まず、六甲砂防事務所の事業説明や模型による土石流実験を見ていただき、その後現地を案内しました。
事業の説明では、「六甲山は花こう岩で出来ているし、緑にも覆われていて強そうに見えるが、なぜこんなに土砂災害が多いのですか?」と質問があり、六甲山は断層や風化で花こう岩がボロボロになり崩れやすくなっている箇所がある事や、森があっても既に崩れた土砂は大雨などで流れ出る場合がある事を説明しました。
渦森台地区斜面対策では、斜面を守るための対策工事にみなさん興味を持たれ、「斜面を固定させるための鉄筋(アンカー)は、どれくらいの深さですか?」という質問も聞かれました。また、花こう岩を手に取り、崩れやすくなっている様子を実際に確認されていました。