日時: 2012年9月3日(月) 11:00〜16:30
場所: 六甲砂防事務所、奥須磨えん堤(千森川上流)など
JICA(独立行政法人国際協力機構)が行っている研修の一環として、フィリピンの8名の方が、土砂災害対策について学ぶため六甲砂防事務所を来訪されました。
先ず、六甲砂防事務所の事業説明や模型による土石流実験を見ていただき、その後現地を案内しました。事業の説明では、「フィリピンは火山灰が多いが、砂防えん堤は火山灰による土砂災害にも効果はあるか?」と質問され、日本でも火山灰が多い地域に砂防えん堤が造られている事を紹介しました。
現地案内では住吉川を案内し、六甲山から流出した土砂により扇状地を形成している事や、周囲よりも高い『天井川』となっている事を説明しました。
また奥須磨えん堤では、型枠を外さなくてすむ残存化粧型枠による施工により、工期短縮と作業の省力化を図っている事を説明しました。みなさん興味を持たれ、工法や型枠の材質などについて質問され、熱心に見学されていました。