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生田川の被害状況【阪神大水害】

生田川

当時の生田川は、布引で地下水路に入るように流れていました。その地下水路入口を流されてきた土砂や流木がふさぎます。その積もった土砂は約6mにもなりました。行き場を失った濁流は、布引町から加納町通に向けて流れ出しました。このため、加納町付近を中心に広範囲に渡って大浸水を引き起こしました。

JR三ノ宮駅構内には水が溢れ、地下の阪神三宮駅では、線路上に1mほどの砂と大量の水が流れ込みました。駅前にも大量の砂が溜まり、周辺の路面電車の線路は埋没、市バスも土砂に埋もれ、神戸市の中心市街地に大きな被害をもたらしました。


被害区域
被害場所をクリックすると、付近の被害写真がご覧いただけます
被害区域 土砂・流木で埋まった布引貯水池(神戸市中央区) 二階まで土砂で埋まった布引付近(神戸市中央区) 土砂で市電が脱線した加納町3丁目交差点(神戸市中央区) 冠水した生田神社(神戸市中央区) 濁流の流れる三宮駅前国道(神戸市中央区)

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