2.老朽化対策 道路の損傷事例
老朽化による損傷事例(福井県内の道路橋の事例)
●過去にゲルバー部補強のために設置していた補強材が破損しました。
●破損後、直ちに応急対策を行い、その後長期的に耐えられる補強材に取替えました。
●これまでに拡幅、補修、補強を行っており、安全性を確保しながら使用を続けています。
※ゲルバー桁の説明は、下記参照。
●損傷に対する対策工事は実施済であり、現在拡幅工事に伴う架替え事業を推進しています。
※ゲルバー桁とは
両側から突き出た桁で真ん中の桁を吊ることにより、桁の負担を小さくしてスリムにすることができます。
昔の橋に多いのですが、継目(ヒンジ)部が弱点となり、走行性や耐久性があまり良くない構造です。
老朽化による損傷事例(福井県内の道路橋やトンネルの事例)
●橋を支える脚の上部のコンクリートが劣化して、表面がぼろぼろになっています(凍害と呼ばれる劣化)。
●利用者の安全のため、通行止めの措置を取っています。
●トンネルの内側を覆っているコンクリートから水が漏れています。
●過去から損傷を発見する度に誘導排水の設置など(右の写真)の補修を行っており、安全性を確保しながら使用し続けています。