詳細マップはこちら 『日本書紀』に推古21年(613)「難波より京に至る大道を置く」と記されているのが竹内街道。日本最初の官道といわれ、当時の都を東西に横断する幹線道路である横大路の西の延長部にあたります。竹内街道は、シルクロードの最終地点といわれる飛鳥に、中国や朝鮮半島のすぐれた文化や海外の使節を運んだ道でもありました。都が平城京、平安京に遷されると、聖徳太子信仰の道、経済の道として利用されるようになり、江戸時代以降は伊勢参り、大峰参り、西国巡礼の道として賑わいました。現在でも、奈良県の竹内、大阪府の山田や春日集落には古い民家などがあり、古道の面影を残しています。