平成29年2月18日(土)、奈良県斑鳩町の法隆寺聖徳会館において、「近畿歴史まちづくりサミット in 奈良斑鳩」を開催しました。
本サミットは、近畿地方で歴史的風致維持向上計画の認定都市や歴史まちづくりに熱心に取り組んでいる都市の関係者が一堂に会し、各都市における歴史まちづくりに関するこれまでの取り組みや成果、今後の展望などを発表し、歴史文化資産の宝庫である近畿地方において歴史まちづくりの機運を高めるとともに、観光振興など歴史まちづくりに関する取り組みをより一層強化しようとするものです。一昨年11月に開催された京都市に続いて2回目の開催となります。
当日は地元斑鳩町をはじめ、各地から約300名の方々が来場されました。
サミットの冒頭、主催者の池田近畿地方整備局長から開会挨拶があり、続いて、高市早苗衆議院議員をはじめとする来賓の方々にご挨拶をいただきました。次に、開催都市の小城利重斑鳩町長より、斑鳩町の歴史まちづくりの取り組みについて報告を頂きました。
その後、旅する世界遺産研究家・久保美智代氏をコーディネーターに、高田昇立命館大学客員教授、大久保貴彦根市長、小笠原憲一京都市副市長、津山恭之奈良市副市長、そして小城斑鳩町長をパネリストとして迎え、「歴史文化資産を活かした今後の歴史まちづくり」をテーマにパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、それぞれの都市の歴史まちづくりに関する取り組みを発表いただき、各都市で喫緊の課題となっている歴史的建造物の空き家化や滅失の問題等について活発な議論が行われました。
続いて、地元・斑鳩小学校能楽金剛クラブによる能楽が披露されました。この小学校では、校区内で生まれた能楽「金剛流」を継承する活動が行われており、日々稽古に励んでいる小学生達による勇壮な仕舞に会場は大きな拍手に包まれました。最後に、来年度開催地の彦根市・大久保市長から挨拶を頂き、惜しまれながらサミットは閉会となりました。
近畿地方整備局では今後とも、近畿地方整備局と各都市とが力を合わせて、近畿地方における歴史まちづくりの発展・推進に努めて参りたいと考えております。
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なお、資料を二次利用される際は出典を明示して頂くようお願いいたします。
< サミット概要 >
< サミット資料 >
< パネルディスカッション「歴史文化資産を活かした今後の歴史まちづくり」>