5万日を越えた琵琶湖の水位観測
鳥居川地点での水位観測は、136年以上にわたって1日も休むことなく観測がつづけられ、平成22年(2010年)12月27日に観測開始から5万日を超えました。
この水位をもとにして、瀬田川洗堰では放流量を定め、琵琶湖の水位を管理し洪水や渇水から人々の暮らしを守ってきました。
近年では、琵琶湖の生態系へ配慮した洗堰の操作などを行っており、琵琶湖の水位はますます重要となってきています。
現在、鳥居川水位観測所は瀬田川の洪水予報の基準地点として重要な役割を担っています。
水位観測のあゆみ
・普通(または採水) 明治7(1874)年2月4日〜平成15年12月31日
・自記(又は自動監視) 明治33(1900)年5月1日〜
・テレメータ 昭和40(1965)年5月1日〜
地域の人に支え続けられた水位観測
鳥居川観測所は平成15年(2003年)に目視による観測が終わるまで、何代にもわたる観測員の人たちによって支えられてきました。
水位観測は、毎日朝6時と夕方6時の2回行われ、長年欠かすことなく観測され続けました。