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2001年3月発行

紀の川流域委員会準備会議ニュース No.3



● 紀の川流域委員会のあり方について(答申)
紀の川流域委員会のあり方について(答申)(案)について議論を行い、準備会議議長より、近畿地方整備局長に答申を行いました。答申書で示した「流域委員会の規約の骨子」「公開方法」「運営方法」及び「紀の川流域委員会委員候補」は以下のとおりです。

 

紀の川流域委員会の規約の骨子

(名称)
  • 本会は「紀の川流域委員会」(以下「委員会」という。)という。
(目的及び役割)
  • 委員会は、河川法(昭和39年法律第167号)第16条の2第3項に規定する趣旨にもとづき、紀の川河川整備計画(直轄管理区間)の策定にあたり、同河川整備計画及び関係住民の意見の聴取方法について意見を述べることを目的に、国土交通省近畿地方整備局長(以下「整備局長」という)が設置する。
(組織及び運営方針)
  • 委員会委員の任期は2年とし、再任を妨げないものとする。
  • 委員会は、委員総数の過半数の出席をもって成立するものとする。なお、委員の代理出席は認めない。
  • 委員会の意志決定は出席委員の過半数をもって行うものとするが、少数意見がある場合には必要に応じてこれを付するものとする。
  • 委員会は、必要と認める場合には、具体的候補者を選定のうえ、委員会委員として追加するよう整備局長に要請することができる。
  • 委員会は、専門的な事項を審議する必要が生じた場合には、委員以外の専門的な知識を有する者に出席を求めることができる。
  • 委員会は、審議しようとする事項について必要と認める場合は、部会を設置することができる。
  • 委員会は、部会を設置する際は部会委員や部会運営方針を別に定める。
(委員長)
  • 委員会には委員長を置くこととし、委員の互選によってこれを定める。
  • 委員長は会務を総括し、委員会を代表する。
  • 委員会は委員長が召集し、運営は委員会が行うものとする。
  • 委員長に事故がある時は、委員長があらかじめ指名する委員がその職務を代理 する。
(情報公開)
  • 委員会は原則公開とし、公開する情報及び情報公開方法については委員会で定める。
  • 河川管理者は、前項で定めた内容について積極的に情報公開に協力する。
(庶務)
  • 委員会の庶務は、国土交通省近畿地方整備局和歌山工事事務所調査第一課が行うものとし、委員会の指示に基づき以下の業務を行う。
  • 会議資料(案)の作成
  • 議事録(案)の作成
  • 会議内容のとりまとめ及び公表資料(案)の作成
  • その他
(規約の改正)
  • 本規約の改正は、委員の過半数の同意を得てこれを行うものとする。
(雑則)
  • 本規約に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員会において定める。この際、準備会議の答申等を参考にする。
 付則
(施行期間)
  • この規約は、平成13年○月○日から施行する。


 

紀の川流域委員会の公開方法(案)

(1)基本方針
  • 委員会は原則として公開するものとする。
(2)傍聴の方法
  • 委員会の傍聴は、制限を設けないものとする。
  • ただし、当初の段階では、当日会場の先着順とし、傍聴希望者が多数の場合はその人数に応じて以降の委員会の会場を決定することや事前申し込みについても検討する等、可能な限り配慮するものとする。
  • 委員会開催の案内は、近畿地方整備局及び流域内出先機関(以下、「和歌山工事事務所等」という。)のホームページや報道機関を通じて行うものとする。
  • 委員会の開催日時及び開催場所についても可能な限り多くの関係住民が傍聴できるよう配慮するものとする。
(3)公開の方法
  • 委員会資料及び議事録はプライバシー保護に留意しつつ公開するものとし、和歌山工事事務所等のホームページに掲載する。
  • 委員会終了後には記者会見を行うものとし、一般傍聴者も傍聴できるものとする。
  • 会議内容をとりまとめたニュースレターを和歌山工事事務所等、和歌山県庁、奈良県庁ならびに流域市町村で配布出来るように設置するものとする。
 

紀の川流域委員会の運営方針(案)

  • 委員会の運営方針(審議の進め方等)は委員会で決定するものとする。また審議結果のとりまとめや会議内容の公表も委員会が行うものとする。
  • 近畿地方整備局は河川管理者として委員長の許可を得て説明や意見の表明を行うことができる。
  • 審議の過程で委員以外の者から意見を聴取する必要が生じた場合は、委員長の判断により、聴く場合がある。
  • 委員会の内容等に関する意見は、郵送、FAX、電子メールにより文章で受け付け、受け付けた意見の取り扱いについては委員長が判断するものとする。
  • 委員会は、専門的な事項を審議する必要が生じた場合は、委員以外の専門的な知識を有する者に出席を求めることができる。
  • 委員会が必要と認めた場合には部会を設置する。その部会の構成員としては委員候補者以外の推薦候補も含めて委員会が選定する。
  • 委員会の庶務は国土交通省近畿地方整備局和歌山工事事務所調査第一課が行うものとする。


 

紀の川流域委員会委員候補

(五十音順、敬称略)
No. 氏名 対象分野 所属等 備考 公募
1 安藤 精一
あんどう
せいいち
人文(歴史・文化) 和歌山大学 名誉教授   -
2 池淵 周一
いけぶち しゅういち
治水・利水(水資源、水文循環工学、渇水災害、水文学) 京都大学防災研究所 所長   -
3 今中 佳春
いまなか よしはる
地域の特性に詳しい委員 元高校教諭  
4 岩橋 健
いわはし けん
人文(法律) 岩橋健法律事務所 弁護士 紀の川流域委員会
準備会議 委員
-
5 岩畑 正行
いわはた まさゆき
地域の特性に詳しい委員 Wind TWA 会員  
6 上本 博康
うえもと ひろやす
利水(水道原水) 和歌山市水道局水質試験室長   -
7 梅田 恵以子
うめだ えいこ
その他(随筆家)     -
8 江頭 進治
えがしら しんじ
治水(砂防・土石流、河床変動) 立命館大学理工学部 教授   -
9 江種 伸之
えぐさ のぶゆき
治水・利水・環境(治水、水資源、水質) 和歌山大学システム工学部
助教授
  -
10 大谷 誠一
おおたに せいいち
地域の特性に詳しい委員 21世紀のまちづくり懇談会
(五條市長委嘱)
JC五條青年会議所 所属
 
11 小川 和子
おがわ かずこ
地域の特性に詳しい委員 紀伊丹生川ダム建設を考える会
副代表
 
12 小田 章
おだ あきら
人文(経済) 和歌山大学経済学部 教授 紀の川流域委員会
準備会議 委員
-
13 神吉 紀世子
かんき きよこ
利水・人文(親水、水文化、地域、まちづくり) 和歌山大学システム工学部
助教授
  -
14 玉井 済夫
たまい すみお
環境(哺乳類・爬虫類・両生類) 元和歌山県立熊野高等学校長   -
15 土岐 頼三郎
とき よりさぶろう
環境(鳥類) (財)日本野鳥の会和歌山県支部長   -
16 中川 博次
なかがわ ひろじ
治水・環境(河川工学、河床変動、水質) 立命館大学理工学部 教授 紀の川流域委員会
準備会議 議長
-
17 濱中 秀司
はまなか ひでじ
利水(漁業) 和歌山県内水面漁場管理委員会
会長職務代理
  -
18 古田 晧
ふるた ひろし
その他(マスコミ) テレビ和歌山取締役報道局長   -
19 牧 岩男
まき いわお
環境(魚類) 大阪教育大学教育学部教授   -
20 的場 績
まとば いさお
環境(陸上昆虫類) 和歌山県立自然博物館学芸員   -
21 三野 徹
みつの とおる
利水(農業) 京都大学 教授   -
22 養父 志乃夫
やぶ しのぶ
環境(植物、自然環境修復技術) 和歌山大学システム工学部
教授
紀の川流域委員会
準備会議 委員
-
23 湯崎 真梨子
ゆざき まりこ
地域の特性に詳しい委員 テクライツ社長  
注1:対象分野欄の( )は委員の専門を示しています。
注2:公募欄の○は、一般公募により選ばれたことを示しています。


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