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第2回 紀の川流域委員会準備会議

日時: 平成13年2月22日(木)
国土交通省近畿地方整備局

3.議事 /3-3 紀の川流域委員会の公開方法(案)
 
3.議事
 
3-3 紀の川流域委員会の公開方法(案)
 
中川議長
   それでは次に、紀の川流域委員会が準備会議を経て始まるわけですけれども、前回は準備会議の公開方法とか運営方針、規約をご議論願ってそれを決めていただいたわけですが、今度はあらかじめ流域委員会の進め方等についてのたたき台、これは当然、新しく設立される流域委員会でお決めいただくことではありますけれども、その準備段階としてそのための案を作っておくことが必要かと思います。従いまして、それについてご検討、ご審議をお願いしたいと思うわけでございます。
 「資料-4」「資料-5」「資料-6」とありまして、この間、準備会議でお決めいただいたものと照らし合わせながら、例えば、流域委員会を進めるにあたってはこれと対比しながら、こういう進め方をすればいいのではないか、こういう取り決めをつくっておけばいいんじゃないかということを準備会議でつくらせていただいた、あくまでもたたき台でございます。これについてご審議を願いたいと思います。
 一番最初の、紀の川流域委員会の公開方法(案)について、読み上げていただいたほうがいいと思うんですが。

庶務
   それでは流域委員会の方だけを読み上げさせていただきます。
「公開方法(案)
  1. 紀の川流域委員会(以下「委員会」という。)は、個人名等のプライバシーに関する部分を除き、公開するものとする。
  2. 委員会の傍聴は制限しないものとする。
  3. ただし、会場設営の関係上、当初の段階では、総人数を100名程度とする。傍聴希望者が多数の場合はその人数に応じて以後の委員会の会場を決定するなど可能な限り配慮するものとする。
  4. 会議の傍聴については、当日会場の先着順とし、事前申し込みは行わないが、今後、傍聴希望者が多数の場合は、事前申し込みについても検討する。
  5. 委員会開催の案内は、和歌山工事事務所等(近畿地方整備局及び流域内の出先機関)のホームページや記者クラブを通じて行うものとする。
  6. 委員会資料および議事録は個人名等のプライバシーに関する部分を除き、公開するものとする。
  7. 委員会資料・議事録については、和歌山工事事務所等のホームページに掲載するものとする。また、会議内容をとりまとめたニュースレターを和歌山工事事務所等、和歌山県庁、奈良県庁ならびに流域市町村で配布できるように設置するものとする。
  8. 委員会終了後には記者会見を行うものとし、一般傍聴者も傍聴できるものとする。」
以上です。

中川議長
   左側の準備会議の公開方法と比較していただければいいと思います。ほとんど変わらないのですが、何かお気付きの点は。

小田委員
   最初の1ですが、「紀の川流域委員会は、個人名等のプライバシーに関する部分を除き、公開するものとする」ということですが、委員会を公開するときに個人の討論を「プライバシーに関する部分を除き」というのはどういうことを意味することになりますかね。たとえば議事録とか、そういうものについては名を伏せることはできると思いますが。

中川議長
   はい。委員会の席上で。

小田委員
   この場で、我々は注意して申しあげるのか、そのあたりはどうなのでしょう。これは準備会議のときにも原則として全面公開するということになっていますので。

中川議長
   そうすると5番ですね。

小田委員
   そういうことが必要になると思うのですけども。

中川議長
   例えば、今朝審議したような、個人の名前が出て、それで委員を選定するということがございます。そういう場合は、今日も非公開にしました。これを言うとは思うんですけど。

小田委員
   そういうことを盛り込んでいるわけですか。

中川議長
   「原則として公開」だけでとおりますね。

小田委員
   「原則として公開する」としておいたほうが、原則としてというのは例外があるということですから。

中川議長
   その方がいいですね。

養父委員
   「全面公開する」と、同じにしておいた方がよろしいんじゃないですか。

小田委員
   5番で、活字になるときは少し注意しないといけないと思うのですが。

中川議長
   「紀の川流域委員会(以下「委員会」という)は、原則として全面公開とする。」でいいでしょう。

小田委員
   そうですね。そのとおりですから。

中川議長
   そういうように改めましょう。

小田委員
   5番に、活字になるものについてはプライバシーをできるだけ尊重するということで載っていますので。

養父委員
   委員会開催の案内ですけれども、ホームページはわかるんですが、限定するわけではありませんけれども、記者クラブを通じて行うと。要は、周知していただくために記者クラブというところだけでよろしいのかということなんです。記者クラブで記者が取り扱わなければこれは流れないことになりますね。ですから、何かしらプラスアルファを入れるか、あるいは記者クラブというものに対して少なくとも四大紙なり、ある程度の幅を設けておいたほうがいいんじゃないかという気がいたします。
 公募につきましては、「資料-3」のほうで、「朝日等々」の明記をしているわけですから、民間の新聞なのでどうかということもありますけれども、記者クラブというのはあくまでも記者がお見えになって、そこでお話をするというだけですから、そこで取り上げるかどうかという保証はどこにもありません。

岩橋委員
   「新聞や放送等の記者に対する発表を通じて行うものとする」と。書くか書かないかは向こうの勝手ということでもいいかもしれませんね。

養父委員
   皆さんに周知する方法として、記者クラブは少なくとも取り上げるかどうかは記者の判断なのです。ホームページならずっと開いていますから。そこに一つの選択が入るのですね。それでよろしいかということなのです。選択というのは記者あるいは新聞会社の選択ですねそれではオープンでないと言えばオープンでないんですね。

中川議長
   極端なことを言うと、一つも出ないことがある。

養父委員
   そうです。

岩橋委員
   対案としてどのようなものが考えられますか。

養父委員
   もう少し並列して何か並べるという方法ですかね。

小田委員
   朝日とか読売とか。

養父委員
   それもそうですし、テレビとかいわゆるマスメディアですね。

小田委員
   マスメディアとかマスコミとかね。

岩橋委員
   マスでなくてもミニでもいいんですけど。

養父委員
   記者クラブだけにしてしまうと、そこの思惑が入るので。

岩橋委員
   「新聞、テレビ、ラジオ」と書けば問題ないわけですね。

養父委員
   問題ないですね。

岩橋委員
   「新聞、テレビ、ラジオ等のメディアを通じて行う」と。

小田委員
   記者クラブには新聞はもちろんですけど、ラジオ、テレビも入ってませんか。

中川議長
   入っています。

小田委員
   入っているでしょう。だから、ここへ行けばほとんどのマスコミには流れるんじゃないですか。

養父委員
   今まで行ったときに、全ての新聞会社が来てなかったりしているんですよ、結構。あるいは、言っていても流してない新聞社が結構あったりするんです。

小田委員
   それは向こうの選択なので、こちらが強制するわけにはいかない。公募のときみたいに広告をうって、これはお金を払っているんだろうと思うのですけれども、それをやれば皆さん、取り上げてくれるけれど、自主的判断に任せる場合には、それを取り上げるところと取り上げないところがあるのは仕方ないのじゃないですか。強制できないし。どうですか。

岩橋委員
   だから、記者クラブという表示じゃなくて、「新聞、テレビ、ラジオ」と書いておいたほうが間違いない。記者クラブというのは閉鎖性が問題になっていたり、外国通信社が問題になっていたりしますから。

水野河川調査官
   最終的には情報の公開方法なりは流域委員会で決定されると思いますけれども、その方向性としてテレビ、ラジオ、新聞等という事例がございました。そちらに情報を流す方法として、いまも議論がございましたけれども、こちらから情報提供して、載せるかどうかの判断は向こうに委ねるという方法と、お金を払って載せてもらえぐらいの方法の2種類あるかと思いますけれども、どのへんまでをお考えかを言っていただけると、今後の参考になりますのでよろしくお願いします。

中川議長
   周知徹底させるのか、それだったらお金を払わないといけない。公募は必然的にどうしても広告を出していただかないといけないから。しかし、委員会を開催するというのは、出ようとする人がキャッチするかしないかだけの話であって、例えば、記者クラブが取り上げなくてもホームページを開く人はいつもそれを見ているかもしれない。僕はそこらで止めておいたらどうかと思う。記者クラブに対しては、取り上げるか取り上げないかは向こうの選択の自由ですから。

岩橋委員
   予算の問題も絡んでくるわけですが、余裕があるのだったら、後で文句が出るよりは先に聞いてもらって文句が出る方がいいから、できるだけ周知徹底するという意味で、そんなにお金がかからないし、予算もあるのだということだったら、そういう意味でお金を払ってでも出してもらった方がいいのじゃないかと。

中川議長
   しかし、逆に、記者クラブから「載せてやるから、金をくれ」と言われたらかないませんね。

岩橋委員
   この前の公募はどんなふうにしたのですか。

平出和歌山工事事務所長
   広告で、それだけのスペースを金を払って買うというやり方です。

岩橋委員
   それでもいいのじゃないですか。

平出和歌山工事事務所長
   ただ、頻度とどのぐらいの大きさで載せるかでかなり経済的な問題が関わってきますので、その部分は可能であればというぐらいにしておいていただければと思います。

岩橋委員
   議長が判断されて、これはみんなに周知徹底したほうがいいと、今度、こういう計画が出て、将来、20〜30年にわたって大問題だけど、新聞記者が取り上げなくて。しかし、そういうことはないですね。20〜30年の大きな問題だったら新聞社はちゃんと取り上げてくれると思うのですけど。取り上げなくても、とにかく最小限、広告は出すんだということでもいいかもしれません。ちょっとわからないのですけど。

小田委員
   これは議長に任せるということで、状況に応じて任せるということにしましょう。

中川議長
   こういうことにしておいたらどうですか。僕はこのままでいいんじゃないかと思うのです。例えば「記者クラブを通じて」となっていますから、記者がそれだけのニュースバリューがあると見ればいいですし、流域の住民の方々が非常な関心をもってきたら毎度、トップ(とはいかないかもしれないけど)ニュースで取り上げられると思うのです。逆に言えば、そういうものによってこの委員会が盛り上げられるか、盛り上げられないかということじゃないかと思うんです。だから、むしろ自然の状態に任せておいたほうが、マスコミがどう取り上げるかということに任せておいたほうがいいんじゃないかと思うのです。非常に関心のある人は、当然のことながら初めからホームページを見られると思うのですよね。裾野が広がってくるというやり方のほうがいいと思うのです。

岩橋委員
   私は基本的に議長の言われるところでいいと思うのですけど、ただ表現として「記者クラブ」と書くか、あるいは「テレビ、ラジオ、新聞を通じて」と、それはいわば記者会見をするということですね。そういうことで行うと。向こうが取り上げるか取り上げないかは別として、そういう表現のほうがいいかもしれないと思います。

中川議長
   マスコミ。報道機関だね。

養父委員
   そうです。報道機関です。記者クラブじゃなくて。

中川議長
   その方法については、また進捗具合に応じて考えていったらどうですか。

養父委員
   あと異存はないです。

中川議長
   よろしゅうございますか。


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